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公務員試験の面接対策

区面接の具体的な対策を解説します【今からでもまだ間に合います!】

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先日、特別区の人事院による最終面接の合格発表がありましたよね。

 

合格された方おめでとうございます!

 

しかし、まだ採用が決まったわけではないので気を抜けません。

 

区面接を受けて初めて内々定がもらえる仕組みだからです。

 

そこで、この記事では

・最終合格までの流れ

・区面接の対策ですべきこと

・志望外の区を受ける際の注意事項

・よくある質問

を解説しています。

 

せっかくここまで来たので、しっかり準備して内々定を勝ち取りましょう!

 

もくじ

特別区は最終合格がゴールじゃない

特別区を受けている方はご存知だと思いますし、もう連絡が来ている、場合によってはもう1回目の面接を受けた方もいますよね。

 

そんな方には今更感しかないですが、特別区(Ⅰ類)は

・一次の筆記試験

・二次の人事院による面接

を突破すれば、最終合格になります。

 

しかし、「最終」と言っておきながら、各区による区面接を受けて合格して初めて内々定が出る仕組みです。

 

では、最終合格から内々定までの流れを簡単に解説しますね。

 

最終合格後の流れ

 

①人事院の面接を受け、最終合格した方は得点順に「採用候補者名簿」に名前が記載され、各区に「採用候補者」として提示されます。

 

②その提示を受けて各区が各採用候補者に連絡を取り、面接を行います。

 

この連絡は最終合格発表の当日から翌日にはされるため、今年はもう連絡がいっているはずです。

 

過去数年の採用倍率

 

ここで参考までに特別区事務(Ⅰ類)の過去数年の採用倍率を紹介します。

 

年度:最終合格者数→採用予定者数→倍率の順です

平成27年度:1739名→930名程度 1.87倍

平成28年度:1781名→940名程度 1.89倍

平成29年度:2176名→980名程度 2.22倍

平成30年度:2371名→1130名程度 2.10倍

令和元年度:2032名→966名程度 2.10倍

 

だいたい2倍前後で推移していますね。

 

ただ、最終合格しても辞退する方がいるので、もっと実際の倍率は少しは低くなるはずです。

 

チャンスは1回じゃない!

 

区で面接を受けて合格すればいいですが、相性もあるので残念な結果になることもあります。

 

しかし、そこで終わりではないのであきらめてはいけません

 

・区面接を受けて不合格になった方

・提示された区の受験を辞退した方

再び採用候補者名簿に戻されて、次の提示を待つことになります。

 

ただし、回数を重ねるたびにどんどん枠は埋まっていくので、できるだけ早決めてしまいたいですよね。

 

そこで、区面接の前にすべき対策を次に紹介します。

 

区面接の前にすべきこと

 

すべきことはすでに最終面接を突破されてるので、大丈夫だと思いますが、リサーチや志望動機の準備です。

 

これだけはチェックしておきたいこと

 

区面接の前に最低限、ホームページなどで次のことは調べておきましょう!

 

・区の基本情報(人口、高齢化率、子供の数、区長の名前、財政状況など、おおまかでOK)

・区の特徴(企業が多い、住宅地が多い、医療機関の充実)

・区が力を入れて取り組んでいること・重点施策・区の課題

(→これは特に区長の挨拶、区の基本計画・区政運営報告で確認できます)

・やりたい仕事に関して区が取り組んでいること

(→そのやりたい仕事に関して、現状と課題、自分ならどう取り組むかも考えておく)

 

行動しよう

 

ホームページで確認して、余裕があれば受験する区に足を運びましょう

 

そこで、区を歩いてみたり(今は熱いので、区内をめぐるコミュニティバスでの移動をオススメ)、区役所や支所、区や組合の関連施設を訪問しましょう。

 

その際に感じた気づきや雰囲気をメモして、面接の中で区の課題や魅力としてアピールできれば本気度が伝わります。

 

また面接までに時間があれば、区役所や支所で職員にお話を聞いてみるのもオススメです。

 

この現場の職員の話を聞くのは、僕が最もオススメしている面接官から高評価をもらうための裏技です!

面接で高得点をとる裏技 【元政令市人事が教える公務員試験の面接対策】

 

志望外の区を受ける時の注意

 

志望した3つの区以外の区・組合からの提示を受け、受験する方も少なくありません。

 

そこで、次は志望していない区・組合を受ける際の注意事項を解説します。

 

面接官も志望度は知ってる前提

 

面接官も受験者の情報として、「この受験者はうちの区を希望していない」ということは知っている場合もあります。

 

それなのに、

「〇〇区の施策に元々興味があって...」

「○○区には愛着があって...」と言われると

「じゃあ、なぜ最初からうちを希望しなかったの?」と聞きたくなりますよね。

 

そうなると面接官は受験者を疑ってかかるようになるため、ハードルが上がってしまいまうんです。

 

そのため、多少正直に話すことも大事。

 

正直な回答を心がける

 

いくら正直と言っても、「〇〇区を希望していなかったのですが...」とか言ったらもちろん落ちます。

 

余計なことは言わずに

「今回提示をいただいてから、○○区について調べたり、足を運び、地域の方からお話を伺った中で、地域の魅力や〇〇に取り組まれていることを実感しました。また。〇〇という魅力がある区だと知り、ぜひこの区で働いてみたいと考えるようになりました。」

という風に、

・提示後にどれだけ本気で区に向き合い、行動し、検討したか

・そして、この区でずっと働きたいという気持ちに至ったか

を理論的に述べることが重要なんです。

 

よくある質問

最後に区面接でよく聞かれる質問をまとめます。

 

最低限、これらの質問には答えられるようになっておきましょう!

 

・〇〇区を志望する理由

・公務員を目指した理由

・〇〇区に来たことはあるか

・大学で頑張ったこと

・部活動やサークル活動

・趣味や特技

・やりたい仕事はあるか?

・最近〇〇区に関連したニュースで気になるものは?

 

このレベルの質問になら、最終面接を突破された方は楽勝だと思いますが、特に志望外の区・組合を受ける方は志望動機ややりたい仕事の準備を忘れないようにしましょう!

 

おまけ

 

面接対策は以上ですが、最終面接を突破して一度やる気を失った方、そして多分合格したから、区の待遇(特に給料)を知りたい方には

こちらの記事で区の給料・ボーナス等を紹介しています。

特別区(23区)職員の給料【年収・ボーナス・退職金全て公開します】

 

受かったら、初任給で、ボーナスでこれを買うんだ!と思うと少しだけやる気がわいてきますよ。

 

まとめ

 

・最終合格後に各区・組合による区面接を受けて合格して初めて内々定が出る

・一度不合格になってもチャンスはまだある

・区面接でもリサーチや面接対策は重要

・余裕があれば、区に足を運んで、職員から話を聞ければ高得点につながる

・志望していない区を受ける際は正直に、「提示されてから調べて、魅力にひかれた...」という志望動機で問題ないし、信用される

・よくある質問の答えは最低限用意しておく

 

もしすでにどこかの区を受けて上手くいかなかったかたもいるかもしれませんが、諦めずにしっかり対策を練ればまだ間に合います。

 

この記事で紹介した質問や志望動機を用意し、さらに実際に足を動かすことで、十分合格圏内に入れるんです

 

行動したもの勝ちなので、あきらめないでくださいね。

すでに最終面接を突破した方なら、少し気を付ければ内々定にたどり着けます!

 

それでは、ご覧くださりありがとうございました。

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