こんにちは、元政令市人事のりょうたです。
今回のテーマは栄養士(公務員)の給料です。
公務員に就職・転職を考えている方は気になっていることですよね?
この記事では総務省発表の統計資料「 平成30年地方公務員給与実態調査結果等の概要 」をもとに
・月額給料(平均額・平均年齢)
・ボーナス(平均額・平均年齢)
・平均年収(平均額・平均年齢)
・退職金
・生涯年収
をまとめています。
この記事を読めば栄養士(公務員)の給料が分かるようになっています。
今回紹介するのは栄養士の中でも、公立学校や、保健所、公立病院など公的な機関で、地方公務員として勤務している栄養士の給料です。
もくじ
栄養士(公務員)の給料
栄養士(公務員)の月額給料の平均
栄養士(公務員)の平均給料 309,126円(平均年齢:40.9歳)
(総務省:平成29年4月1日地方公務員給与実態調査結果より。高卒・短大卒・大卒の平均の数字。以下年齢別も同様)
実際の収入はここに各種手当がつくので金額は大きく変わってきます。
栄養士(公務員)の給与(=月収)
栄養士(公務員)の月額給与の平均
栄養士(公務員)の月額給与は 377,329円(平均年齢40.9歳)
こちらが月収で手取りに直結するのはこちらです。
(手取りはここから年金・税金などが引かれるので給与の8割ほどで約29万円です)
先ほどの給与に各種手当(残業代、地域手当、住宅手当など)が加算されたもので、給与との差額約70000円が手当に当たります。
栄養士(公務員)の年齢別月額給与
年齢別の給与と手当の平均は以下の通りです。
20歳未満 | 219,503円(手当29,915円) |
20~23歳 | 240,559円(手当38,540円) |
24~27歳 | 270,522円(手当49,072円) |
28~31歳 | 304,220円(手当62,667円) |
32~35歳 | 341,098円(手当65,187円) |
36~39歳 | 360,214円(手当68,689円) |
40~43歳 | 386,595円(手当72,317円) |
44~47歳 | 400,257円(手当74,329円) |
48~51歳 | 422,719円(手当77,094円) |
52~55歳 | 443,910円(手当78,286円) |
56~59歳 | 450,226円(手当76,104円) |
若い頃は手当額が少なく、年を経るに従って徐々に手当が増えていくことが分かりますね。
特に「20歳未満」から「28~31歳」にかけての伸びが大きいですが、これは結婚や出産で家族が増えることによる扶養手当の影響だと思われます。
栄養士(公務員)のボーナス
栄養士(公務員)のボーナス平均額
栄養士(公務員)のボーナス平均額は 1,452,297円 (平均年齢40.9歳)
※(給料(平均額 303,226円)+地域手当(平均額22,400円) )×4.45月(2018年の支給基準)で算出。以下の年齢別も同様に算出。
扶養者がいる場合は、平均で4万円ほど加算されます。
栄養士(公務員)の年齢別ボーナス額
年齢別のボーナスの推計額は以下の通りです。
20歳未満 | 896,255円 |
20~23歳 | 1,008,026円 |
24~27歳 | 1,126,037円 |
28~31歳 | 1,265,098円 |
32~35歳 | 1,306,211円 |
36~39歳 | 1,429,117円 |
40~43歳 | 1,522,197円 |
44~47歳 | 1,562,703円 |
48~51歳 | 1,605,124円 |
52~55歳 | 1,692,160円 |
56~59歳 | 1,731,544円 |
栄養士(公務員)の年収
栄養士(公務員)の平均年収
栄養士(公務員)の平均年収は 5,980,245円(平均年齢40.9歳)
※月額平均給与×12+ボーナス額で算出。以下の年齢別も同様に算出。
栄養士(公務員)の年齢別年収
年齢別の年収(推計値)は以下の通りです。
20歳未満 | 3,430,291円 |
20~23歳 | 3,785,734円 |
24~27歳 | 4,372,301円 |
28~31歳 | 4,915,738円 |
32~35歳 | 5,399,387円 |
36~39歳 | 5,751,685円 |
40~43歳 | 6,161,337円 |
44~47歳 | 6,365,787円 |
48~51歳 | 6,677,752円 |
52~55歳 | 7,019,080円 |
56~59歳 | 7,134,256円 |
栄養士(公務員)の退職金
栄養士(公務員)の退職金は 22,995,000円
公務員は60歳が定年なので、60歳まで務めた場合の値です。
※福祉職(保育士や保健師など)の退職金のデータがなかったため、一般事務職の平均をのせています。
栄養士(公務員)の生涯収入
生涯収入(大卒)
栄養士(公務員)の生涯年収は 245,755,760円
給与収入+退職金で算出。なお年齢別の推計平均年収の合計(22〜59歳) 。
大卒で栄養士になり、定年まで働くと約2.4憶円稼ぐことができる計算になります。
ただし、退職金を事務職のもので計算しているため、実際はこの数値より低いです。
その他の公務員や民間企業と比較
最後にその他の公務員や民間企業と比較してみます。
・栄養士(公務員)の生涯年収(22〜59歳):244,765,760円
・市役所職員(一般行政職)の生涯年収(22〜59歳):257,614,930円
・国家公務員(行政職)の生涯年収(22〜59歳):283,318,223円
・民間企業(男性:大卒)の生涯年収(22〜59歳):288,000,000円
・民間企業(女性:大卒)の生涯年収(22〜59歳):235,500,000円
国家公務員は 「人事院 H29国家公務員給与等実態調査」から推計。
民間企業は「労働政策研究・研修機構 ユースフル労働統計2017」から引用。
まとめ
今回は公務員の栄養士の給料についてまとめました。
同じ地方公務員や市役所でも、県庁や政令市、また警察や消防など職種が変わると給料も変わります。
地方公務員の給料はこちらの記事でまとめてあるので、興味のある方はぜひご覧ください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。