以前、公務員面接の面接官のメンバー構成や普段は優しいいい人達という記事を書きました。
こちらの記事「公務員試験の面接官ってどんな人?元公務員人事の僕が教えます」を読めば面接官のイメージが大きく変わると思います。
それでも、面接官は面接のプロなはずだし、例えいい人でも合格させてくれるとは限らないと思いますよね。
今日はその面接官達は面接のプロなのかというテーマで書こうと思います。
この記事を読めば、面接官達は面接のプロかどうか分かって、面接の対策や心構えが楽になるはずです。
もくじ
面接官はどんな人達(役職)
面接官がどんな人達か(役職や性格)は以前記事を書いたのでそれを見てみてください。
イメージが絶対変わります。
性格のことはこの記事では省略します
どんな役職の人たちか簡単に説明すると、市長や副市長、人事関連の部署の人などが面接官をします。
さらに人事コンサルタントのような外部の人も参加します。
面接官は人事のプロ?
それでは、面接官は人事のプロなのでしょうか?
公務員の面接関連のサイトには、「面接官は素人だから面接は楽勝です!」という記事が少なくありません。
しかし、正直にいうと素人とプロ両方いるので油断してると落ちます。
それぞれ説明しますね。
面接の素人達
まず人事関連の部署や人事委員会の人達は面接の素人です。
いくら今人事関連の仕事をしているとしても、公務員である限りは最低でも数年に一度は異動があります。
そのため、民間のように何十年も採用面接に関わってきたベテランはいません。
また市長も人事のプロであるとは限りません。
選挙で選ばれた人ではあるんですが、人を見る目があるかまではわかりませんもんね。
なので市長が面接官の場合、好き嫌いで取ることが多いので、元気に笑顔を振りまいていると評価が高くなります。
面接のプロ
もちろん、面接官が全員素人なわけではありません。
これから障害する2種類の方たちは面接のプロです。
副市長
そもそも副市長ってどうやって選ばれるか知ってますか?
選挙はなく、市長の完全な独断で決めるんです。
そのため、自分がやりたい分野の専門家に任せることが多いです。
県や国と協力したければ、県庁や国の組織にいた経験がある人に頼みます。
また、産業振興に力を入れてる場合は産業界との繋がりが深い人など選びます。
それだけだと副市長も素人じゃんって思いますよね。
でも、副市長を複数人選ぶ場合が多く、1人は自分のやりたい分野のプロ、もう1人は市役所行政のプロを選ぶことが多いです。
その場合、後者は市役所行政に長年携わっており、特に人事の経験がある人を選ぶパターンが多いです。
そのため、副市長は人事のプロだと考えた方がいいです。
人事コンサルタント
公務員面接では自治体の外部の人が面接官になる場合があります。
その人は基本、人事システムの構築改善に関わった経験があるなど、人事コンサルタントとして働いてる人が多いです。
そのため、人事のシステム自体を作った人事のプロ中のプロです。
面接のプロ対策
副市長も外部の人(人事コンサルタント)も人事のプロですが、必要以上に警戒する必要はありません。
むしろ、人事のプロだからこそ、しっかりとした対策を取っていれば確実に攻略できます。
人事のプロとして選ばれたり、呼ばれてるので、プロとして期待される通りの行動しかできません。
そのため、人事がよく聞く質問に対して人事が評価する回答を分かっていれば、高得点をつけてくれます。
実は素人の方がやっかい
実は素人面接官の方がやっかいなこともあります。
人事としての経験が浅いため、「そんなこと聞く?」って質問がたまにあります。
もちろん、対策(いわゆる自己分析)をしていれば問題はないのですが、想像しにくいことがあります。
評価基準がある
面接官の多くは素人だと説明しましたが、素人達が気分でなんとなく合否を判断しているわけではありません。
面接官の好き嫌いが反映されることは否定できませんが、自治体ごとに評価基準(評価シートとして面接官に配布)があります。
その評価シートにチェックをしていけば、誰でも公平に面接の評価ができるようになっています。
そのため、評価シートで評価されるような対策を取ればいいんです。
評価基準(評価シート)に関してはこちらの記事で詳しく解説します(近日公開) お待たせしてすみません。
面接を突破する方法
面接を突破するためには、自治体が決めた評価基準を満たす人間だとということをアピールすればいいんです。
その際大事なのは自分なりのエピソードを用意しておくことです。
例え面接官の中に素人がいても毎年何十人以上の面接を見ていくと、同じような内容に出会うことがあります。
その度に面接官は「またか。。。」という雰囲気を出します(多少隠そうとしますが、少し観察すれば分かります(笑)
少しだけ肩を落としたり、書類を机に置いて整えたり、前かがみで聞いてたのに座りなおしたりするので(笑)
だから、面接官を飽きさせない、そして面接官の記憶に残るエピソードが重要になります。
ただし、どんなにあなただけにしかないエピソードを用意しても回答以外で減点される場合があるので、気をつけてください。
どんなことが減点対象か、まとめた記事があるのでよければ参考にしてください。(これも近日公開予定です。本当にすみません)
面接シートで高い評価を得るための回答の作り方は今後まとめようと思います。
まとめ
この記事では
・公務員試験の面接官には素人もプロもいる
・副市長や人事コンサルタントは面接のプロ
・それ以外は素人
・素人でも評価できるような評価基準がある
・評価基準を満たす回答ができれば合格できる!
ということを紹介しました。
面接シートを、活用すれば面接の素人である面接官だけでなく、プロの面接官からも高評価を得て合格できます。
しっかり対策をして、後悔のないようにしましょう!
最後まで読んでくださりありがとうございました!