公務員になったけど、残業が多すぎて辛い
定時で帰ってる人もいるし、自分も定時で帰りたい
という方にオススメの記事です。
公務員は定時帰りできるというイメージを持ってる方は多いですよね。
でも、多くの公務員は残業をしています。
僕も公務員になって最初の数年間はほぼ毎日8時近くまで残業していました。
しかし、考え方を変えることで残業時間を大幅に減らすことができました。
そこでこの記事では
・公務員が残業時間を減らす方法
・公務員が定時で変える方法
を解説します。
もくじ
残業時間を減らす・定時で変える方法
まず残業時間を減らしたり、定時で帰るには、そのポジションの人間になる必要があります。
つまり「定時で帰る人・残業をあまりしない人」と思われればいいんです。
そんなイメージのある人に上司は時間のかかる責任重大な仕事は回しにくくなります。
すると事務的に処理する仕事を担当することが増え、時間のかかる、残業の原因になる仕事を担当する機会が減るんです。
また急に期限が短い仕事が出てくることは公務員の仕事では珍しいことではありません。
そんな時も上司は「最低限の仕事しかしない人」よりも「残業してでも仕事をきっちりこなす人」に優先的に仕事を回すので、急な残業を避けることが可能です。
慣れるまでが大変
この残業を減らす・定時で帰る方法の最大の難所は慣れるまでが大変だということ。
特に今まで残業ばかりしてた人が急に定時や早めに帰り出すと、最初は「何かあったのかな?」と心配してくれます。
(ただ公務員は大人な方が多いので、踏み込んで聞いてくる人はほとんどいません。)
しかし、それをずっと続けていると
あいつまだ仕事あるのに帰ってる。やる気ないのか?
といった批判的なまなざしを向けられますが、慣れてくるとあまり気にされなくなってきます。
むしろ残業してると、「今日は残ってるんだ!珍しい」という扱いに変わるので、ここまでくればこちらの勝利です!
最初の1か月が勝負
このように早く帰る人になるには、早く帰ることを続けること以外の方法はありません。
ただし、その過程で最初の一か月は周囲からのあたりが少し厳しくなることは覚悟する必要があります。
自分が早く帰る分、周囲にしわ寄せがいっているので気持ちは理解できますが、そこで折れてしまうと残業生活から抜け出せません。
ただし公務員は真面目な人が多いので、多少あたりが厳しくなっても仕事では協力してくれます。
(「協力しないと仕事が終わらないので仕方がない」というのが本音でしょうが...)
しかし、たった一ヶ月少しだけ居づらい環境に耐えるだけで、定時帰りや残業を減らすことができると考えれば、我慢する価値はありますよね?
考え方を変える
公務員は真面目な方が多いので、周りに迷惑をかけるくらいなら我慢して残業しよう...と思ってしまう方が多いです。
でも、あなたの貴重な時間をどう使うかはあなた自身が決めるべきです。
残業をすることで、家族や恋人と過ごす時間、趣味に使う時間、何もせずにゴロゴロする時間が奪われてしまいます。
そんな貴重な時間を失ってまで、残業をする価値はあるのか考えてみることが大切。
もちろん、仕事が好きでやりがいを感じてるなら体を壊さない程度に残業するのも自由です。
ただ、自分にとって大切な時間を犠牲にする価値がないと思うのに我慢しているなら、今すぐにでも考え方を変えてもいいと思います。
別に悪いことをするわけでもないので、思い切って「早く帰る人」を目指す価値はあると僕は思います。
評価はどうなる?
たしかに早く帰れるようになるかもしれないけど、評価が下がってしまわないか心配な方もいるかもしれません。
ただし、それに関しては上司の考え方次第としか言えません。
公務員は民間とは違い、成果を数字で評価することが難しいです。
そのため、人事評価は上司の考え方次第で大きく変わってきます。
僕の場合、早く帰るようになった最初の年は人事評価が下がったのですが、翌年上司が変わった途端評価が上がりました。
ちなみに公務員の人事評価はボーナスで簡単にわかります。
つまり、上司が「残業してでも仕事を丁寧に最後までやりきること」「仕事量よりも仕事に取り組む態度(=残業してる)」を評価するのか、「時間内に最低限の仕事をやりきり、自治体に無駄な出費(残業代)をさせないこと」を評価するかで変わってくるんです。
公務員の人事評価については別の記事で詳しく解説しますが、部課長級まで出世したい人以外はあまり気にする必要はありません。
この時期は無理
この記事で紹介した方法で残業時間を減らしたり、定時で帰る日を増やしたりすることは可能です。
しかし、多くの部署では1年の中でも何回かどうやっても定時では帰れない時期があります。
それは以下の時期です。
・新年度初め(4月)
・予算編成時(8~9月)
・年度末(3月)
・各部署のピーク
新年度は異動になれば当然ですが分からないことばかりで初めは誰でも忙しいですよね。
また、多くの契約が4月スタートだったり、新年度に合わせた報告、新しい補助金申請手続きなど忙しいことが多いです。
次に予算申請時ですが、自分が担当してる業務・事業に来年度はどれくらい予算を付けてもらう必要があるか申請しないといけません。
今年の事業の進み具合や過去の事例をもとにどのくらいお金が必要で、金額の根拠となる資料等を準備することになるので残業は増えてしまいます。
年度末は来年度の契約の準備や年度内の取りまとめがあるので、異動になる場合は引継ぎ資料の作成などがあるので忙しいです。
さらに、部署によって忙しい時期があり、その時期はどう頑張っても早く帰ることはできません。
特に自分の部署が主催するイベントや調査などがあると、その準備や運営等で下手すると休日出勤までする時もあります。
さいごに
公務員が定時で帰る・早く帰るコツは「早く帰る人と思われる」ことです。
しかし、繰り返しになりますが、最初は風当たりが強いのも否定できません。
僕も最初は少し辛かったですが、自分の貴重な時間(特に趣味に使う時間や家族と過ごす時間)を確保するんだ!という気持ちがあったので、意外と簡単に乗り切ることができました。
慣れてしまえば、あの時行動してよかったと思える時が必ず来ます。
それに無理して体を壊してからでは遅いので、やるなら早いことにこしたことはありません。
自分が何に時間を使いたいか考えた上で、仕事よりも仕事以外に時間を使いたいと思ったなら明日から(もちろん今日からでも)でも早く帰ってみましょう!
それでは最後までご覧くださりありがとうございました。