市役所で働いているけど、地元の市役所に転職したい
転職活動がバレたらどうしよう
市役所から市役所に転職ってできるのか、不利にならないか不安
という方にオススメの記事です。
現役公務員の方の中には、「第一志望の自治体以外で勤務しているけど、いつかは第一志望の自治体に入りたい」「今の自治体から転職したいけど、次も安定していて、なんとなく仕事内容も分かる自治体職員がいい」という方も少なくありません。
しかし、仮にあなたが他の自治体に転職したいと思っていても、「転職活動がバレたらどうしよう」「市役所から市役所への転職って不利になるかも」と考えて、踏み出せないかもしれません。
そこで、この記事では
・市役所から市役所に転職ってできるのか、不利にならないか
・転職活動がバレることはあるのか
を解説します。
この記事の筆者は政令指定都市に約10年間に勤務し、一次面接や集団討論の面接官として職員採用に関わった経験があり、この記事の信頼性の担保に
なると思います。
ちなみに市役所から市役所への転職のコツや面接官の視点については、
コチラ(市役所から市役所への転職を成功させるためのコツ・面接官の視点を解説)
の記事で紹介しています。
もくじ
市役所から市役所への転職は可能!
結論から言うと、市役所から市役所への転職は可能です。
公務員、特に市役所などの地方公務員は一度採用されれば生涯、その自治体で働くイメージが強いですが、「第一志望の自治体には落ちて、仕方なく受かった自治体に入った」「結婚や親の介護などプライベートな理由で転職する必要が生じた」方も当然ながらいらっしゃいます。
実際に私の同期にも1人、他の自治体(市役所)に転職した人がいました。
その動機とは転職後も連絡を取っていましたが、前者の理由、つまり第一志望の(地元の)自治体に転職していました。
しかも、採用後2年目で転職を成功させているため、短期間での転職も不可能ではありません。
転職活動がバレることは絶対にありません
転職活動がバレたらどうしようと心配されている方もいるかと思いますが、バレることは絶対にありません。
私は職員採用に関わっていたので分かりますが、受験生の情報は個人情報なので厳重に扱いますし、アクセスできるのは採用担当者のみです。
もちろん、現職が他の自治体と言うこともエントリーシート等を見れば分かりますが、働きぶりを現職の自治体に確認することはありえません。
仮に採用担当者の知り合いが現職の職場にいたとしても、「君のところの職員がうちを受けるみたいなんだけど」なんて漏らしてしまうと大問題になるため、ありえません。
また、本当に自治体職員なのかを勤務先に確認することもありません(合格後に給与決定を行ったり、社会人経験枠で勤務年数の照明が必要な場合は本人が在籍証明書を出すだけです)
ですので、転職活動がバレたらどうしようなどと悩む必要はないので安心してください。
民間からの転職よりも有利
市役所から市役所への転職は民間からの転職に比べて実は有利なんです。
有利になると言えるのには以下の2つの理由があります。
①即戦力
公務員は決裁や法令など公務員独自のルールや用語の中で仕事をしなければいけません。
民間とは大きく異なるため、社会人経験者であっても慣れるまでに苦労しますが、同じ市役所職員なら多少の違いはあってもすぐに対応できます。
今はどの自治体も人手不足で、何も知らない新人よりも即戦力の方が重宝されます。
また、文書管理や庶務、予算関連の業務経験があると、どの部署でも役に立つのでさらに評価が高くなります。
②他の自治体の情報が欲しい
市役所の仕事内容は基本的に場所が変わっても似たり寄ったりなことが多いです。
また、大都市など一部の自治体を除けば、日本中の自治体は同じような課題(少子高齢化、空き家、若者の流出など)を抱えています。
そのため、他の自治体と定期的に情報共有を行っていますが、内情は分からないことが多いです。
そんな中で他の自治体の生の情報をもった人材は貴重です。
また各自治体が特に力を入れている分野があり、中にはその自治体独自の取り組みや施策もあります。
独自の施策でなくても近隣の自治体で唯一取り組んでいる施策だと他の自治体はその情報に興味を持っています。
そのため、現職の自治体独自の取り組みに関わっていれば大きなアピール材料になります(実際には関わっていなくても、同じ部署の取り組みなら自分の仕事としてアピールしてもバレません)
まとめ
まとめ
・市役所から市役所に転職は可能
・転職活動がバレることは絶対にない
・市役所から市役所の転職は有利
市役所から市役所への転職は全くないわけではなく、むしろよくあることです。
しかし、転職するには公務員試験を突破する必要があるため、すでに公務員の方なら生半可な努力でどうにかなるものではないというのも理解されていると思います。
特に市役所の場合は面接の占める比重が大きいので、面接を有利に進めなければ転職は不可能です。
市役所から市役所への転職活動での面接で気を付けることや有利に進めるコツは下記の記事でまとめているので、興味のある方はご覧ください。
⇒市役所から市役所への転職を成功させるためのコツ・面接官の視点を解説
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。