公務員を目指す方の中には、就職せず公務員浪人をする方が多いです。
僕の場合は新卒で公務員試験に失敗し、とりあえず就職したものの体調を崩して退職しました。
その後、公務員を受け直したものの全滅しため、既卒で公務員浪人という状況になりました。
その場合、新卒既卒に関係なくアルバイトはした方がいいのか迷う方は多いと思います。
そこで元人事、そして公務員浪人をした僕の経験から公務員浪人中はアルバイトをすべきか解説します。
この記事を読めば
・公務員浪人中にアルバイトをすべきか
・アルバイトをするしないを決める判断基準
がわかるようになっています。
もくじ
結論
いきなり結論を言いますが、あなたの状況次第です。
アルバイトをするメリットもあれば、もちろんデメリットもあります。
いくつかの判断基準を紹介するので、それと自分の状況を比べて判断してください。
判断基準
アルバイトをするかどうか判断する基準がいくつかありますが、主に以下の基準があります。
・経済状況
・勉強の進み具合
・生活習慣
・面接対策
それでは一つずつ見ていきましょう!
経済状況
まずは何といってもこれでしょう。
世の中お金じゃないという人もいますが、お金がないと大変です。
普段の生活費はもちろん、公務員予備校に通うなら年間で2.30万円以上かかります。
コースによっては10万円前後のコースもありますが、通年で通うならかなりかかってしまいます。
通信教材や独学でもなんとかなりますが、それでもお金はかかります。
さらに、公務員受験は複数の自治体を受ける方が多いですが、遠方の自治体を受ける場合は、事前のリサーチや本番の交通費・宿泊費もばかになりません。
さらに国民保険や20歳以上なら年金の支払いも毎月あります。
(これは対応すれば減らせたり、ゼロにできますが、詳しくはまた説明します)
このように、経済的にアルバイトをする必要があるなら、迷わずにアルバイトをしましょう!
勉強の進み具合
これも大切な基準です。
近年の公務員試験は面接重視の傾向が強く、筆記試験はいわゆる足切りのようなものです。
配点も筆記の2倍、3倍以上のことが多いので、面接からが本番といっても過言ではありません。
しかし、足切りに引っかかっては本番どうこう以前の問題です。
特に国や県、一部の市では教養科目だけでなく、専門科目の勉強もあり、勉強のためにまとまった時間が必要です。
また、アルバイトをすると、一定時間は拘束されますし、アルバイトを苦に感じて勉強に集中できない方もいるかもしれません。
そのため、勉強を最優先させることは言うまでもありませんので、勉強があまりにも進んでいない人はアルバイトなんて考えず、勉強してください!
ここまで読むと無理してアルバイトしなくてもいいかな?と思うかもですが、個人的にはアルバイトをした方がいいと思ってます。
次はその理由を紹介しますね。
生活習慣
アルバイトをすれば社会人ほどではありませんが、仕事に合わせた生活をしないといけません。
そして、勉強できる時間帯も限られてくるため、決まった時間に勉強するというリズムも生まれます。
人間は習慣化したことをするのはそこまで苦でないので、一度勉強を習慣の一部にしてしまえば、勉強も苦でなくなります。
逆にバイトもせずに一日中ダラダラして、気が向いたら勉強するという生活を続けてると、勉強する時間帯がバラバラになりやすく、習慣化が難しいです。
そのため、勉強に対するハードルが上がるので、勉強習慣が元からついてないと長い期間勉強を続けるのがきつくなります。
といっても、これは公務員学校に通えば解決できますので、独学でやると決めた方でない限りはそこまで問題にならないです。
面接対策
最後の基準が面接対策です。
コミュニケーション不足
これは人事経験者の視点なのですが、丸1年公務員学校や家で独学した方よりも、職種はなんでもいいので社会に出て働いた方を即戦力としてみます。
当然といえば当然ですが、公務員学校という先生友達と仲良く勉強するだけの環境、もしくは家族以外と接点をほとんど持たずに一人で勉強した人と
アルバイトという形でも日々接客し、時には客や上司先輩から理不尽なクレームを受けながらも、負けずに仕事を続けた人を比較してみてください。
明らかに後者の方がストレス耐性や対人能力は磨かれてることがわかりますよね。
たった1年だとしても、前者と後者では大きな差が生まれますし、面接のちょっとした時にその差がかいまみえることがあります。
また、面接をすると「こいつ人と話してないな?」って人がまれにいます。
特に筆記を突破しただけの一次面接では、たくさんいるんです。
そのタイプの人はおそらく、独学で家族以外と話してないのかわかりませんが、あきらかに早口すぎたり、ソワソワ・ビクビクしてて挙動不審です。
初心者の僕にでもわかるので、面接官には一発で見抜かれて「リスクあり」と判断され落ちます。
面接のネタ
アルバイトをすることで面接のネタを見つけることができます。
新卒でない方や短くても社会人経験者は、この1年でどれだけ社会人として成長したかを見られます。
「公務員試験の勉強してたから、成長なんてしてないよ」ではダメです。
だって同年代の人は社会に出て、ストレスの中で日々成長してるので
そのため、この1年でどれだけ自分は成長したのかアピールするのに、アルバイトは格好のネタです。
といっても、華々しい成績を出す必要はありません。
日々の仕事の中で、「苦労したこと」や「それを乗り越えるためにあなたが何をやったのか」を話せる程度の経験さえあれば十分です。
また頑張ったことで何年も前の学生時代のアルバイトや部活サークルの話をする方もいます。
それが絶対ダメとは言いませんが、「この人、その時点から何も成長してないの?」と思われるリスクは大きいです。
「学生時代に」という言葉がない限り、 面接で聞く「がんばったことは」 という質問は「(この1.2年で)がんばったことは」という意味なので気をつけてください。
親切な面接官なら「そうですか。ちなみに”この1.2年で”何かがんばったことはありますか?」と聞いてくれます。
でも大半の面接官は「こいつ成長してないし、雇っても今後成長するか分からないな...」と評価して減点します。
さっそくアルバイトを探してみよう
この記事の内容をまとめるとこうなります。
・公務員浪人中にアルバイトをするかどうかはあなたの状況次第
・判断基準は「経済状況」「勉強の進み具合」「生活習慣」「面接対策」の4つ
・「経済状況」「勉強の進み具合」に問題がなければ、アルバイトをした方がいい
今回紹介したのはあくまでも僕の考えなので、最後はあなたの現在の状況を最優先して考えてください。
でも、もしも余裕があるならアルバイトをすべきだと僕は思います。
もしも、この記事を読んで公務員試験を突破するためにアルバイトすべきだと思ったら、今すぐ探し始めてください!
すぐ行動できる人の方が結果を残せるからです。
ちなみに、公務員試験の面接まで考えて、オススメのアルバイトもありますが、それはこの記事で紹介してます。
「面接にオススメのアルバイト(現在リライト中)」(申し訳ありません)
でもこの記事にあるのは僕が経験したり、聞いた上で判断したものなので、あくまでもあなたがやりたい、苦にならないと思うものを選んでくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。