公務員試験の志望動機って悩みますよね?
こちらの記事「公務員の志望動機の作り方」で公務員試験の志望動機の作り方を解説しましたので、参考になるはずです。
しかし、公務員試験の志望動機は2つ用意する必要があります。
1つでも大変なのに、なんで2つもいるの?と思いますよね。
でも、ちゃんと理由があるんです。
この記事を読めば
・公務員試験の志望動機が2つ必要な理由
・1つではダメな理由
が分かります。
では、さっそく見ていきましょう!
もくじ
公務員の志望動機は2段階
志望動機が2ついるといっても、意味わからないですよね。
そこで2つの志望動機がどんなものかをまずは紹介します。
1つ目の志望動機
1つ目の志望動機は「公務員になりたい理由」
「公務員になりたい理由」とは、そのままの意味で
・なぜ公務員になりたいと思うようになったのか?
⇒つまりはどんな仕事をしたいのか、仕事に対する価値観
ここでは、特に「なぜ民間ではなく公務員を目指すのか」をアピールします。
民間と公務員の違いが分かっていないといけないので、その違いをしっかり理解しておきましょう!
2つ目の志望動機
もう1つの志望動機は「志望先を選んだ理由」。
「志望先を選んだ理由」も文字通り
・なぜその志望先(自治体や組織)を志望したのか?
⇒つまりは、自分がやりたい分野や適性、強みなど
ここは多くの人が思う志望動機なので、こちらの記事「公務員の志望動機の作り方」に従って作った志望動機で十分です。
なぜ1つではダメなのか?
では、なぜ志望動機が1つではダメなのかを解説します。
多くの志望動機は「志望先を選んだ理由」ばかりに触れているんですが
それだけでは、「別に公務員じゃなくてもいいじゃん」と思われるからです。
例えば、よくある志望動機を例(かなり残念な例)で解説しますが
私は地元で愛着のある〇〇市の発展に貢献したいです。
市役所職員になれば、〇〇市のまちづくりや市民の方が抱える悩み・課題の解決に貢献できると考えます。
それによって、〇〇市の皆さんが、ずっと住み続けたいと思えるまちづくり、さらに若者が定着しやすく、高齢者も安心して暮らせる取り組みをしたいと考えております。
相当、質の悪い志望動機なので、このレベルの方は↑で紹介した記事を読んで書き直してくださいね。
この例で、特に残念なのは
・なんかどこかで聞いたことあるような志望動機...
・公務員じゃないとダメ?(なぜ公務員を選んだの?)
という点です。
繰り返しになりますが、前者は↑で紹介した記事で解説してますが、あなたオリジナルのエピソードが重要。
そして後者についてですが、例で紹介した志望動機だと、以下のことに面接官は突っ込むんです。
例えば
・まちづくりは公務員じゃないとできないのか?
・民間でも高齢者が安心して暮らせる取り組みはできるよね?(NPOとか)
これらの質問は表現は違っても、聞きたいことは「なぜ公務員じゃないとダメなの?」です。
「なぜ公務員...」という質問は受験者全員に聞きますが、特に社会人には詳しく聞きます。
なぜ公務員?は社会人は特に聞かれます
「なぜ民間ではなく公務員を目指すのか?」 をなぜ社会人に特に強く聞くのか?
それは、社会人がある日突然に「〇市(県・町...)の取り組みに感銘を受けて、公務員になりたくなった!」ってなりますか?
面接官は「そうはならんやろ」と思います。
公務員を目指すようになったきっかけが絶対にあるはずです。
それが、受験者の「どんな仕事をしたいのか、仕事に対する価値観」を表しているので、面接官は重視します。
そのため2つの志望動機の1つ目である 「公務員になりたい理由」 を用意する必要があるんです。
これは、きっかけとなったエピソードを用意することで対応できます。
このエピソードは個人的なものでもかまいません。
むしろ個人的であるほど、人と被らずにあなたの本音が見えるのでオススメ。
例えば
・もともと〇〇に興味があり、大学でも〇〇に関して学んでいた。
その知識を活かしたい(〇〇を農業・林業・法律・税金など変えることで応用が効きます)
・地元の同級生の多くは地元を離れ、町外市外県外に就職してしまった。
⇒地元の活性化のため、企業の誘致を進める(公務員にしかできない)
など、あなただけのエピソードを探しましょう!
特に2つ目は多くの自治体に応用可能です。
だって、ほぼすべての自治体が人口流出に苦しんでますもんね。
まとめ
・公務員の志望動機は2つ必要
・1つは「公務員になりたい理由」
・もう1つは「志望先を選んだ理由」
・どちらもあなただけのエピソードが重要
公務員の志望動機は、本やサイトの真似をする人が多く、似たものがとても多いです。
そんな中あなたオリジナルのエピソードで補強した志望動機を話せば高評価につながります。
さらに、多くの人はこの記事で紹介した2つの志望動機の片方しか書いていません。
書いて無くても(言わなくても)、面接官が質問しますが、最初から用意していれば答えるのは簡単です。
また、最初から書いてあれば、この受験生は分かっているな!と思って、好感度が上がります。
好感度が上がれば、もちろん高得点につながるので、しっかり用意しておきましょう!
ご覧くださりありがとうございました。