官僚って冬のボーナスいくらもらえるの?
冬のボーナスの支給日っていつ?
官僚のボーナスって増えてるの?減ってるの?
ということが気になる方にオススメの記事です。
官僚は国家公務員の中でも最難関の国家総合職試験を突破したエリート中のエリートしかなれない職です。
そんなエリート官僚のボーナスがいくらなのか気になりますよね?
この記事を読めば
・2019年 冬のボーナス支給日
・冬のボーナスのモデルケース別平均額
が分かります。
官僚の年収などの情報は他の公務員ほどくわしく公開されていませんが、 内閣人事局が公開したデータ「国家公務員の給与(令和元年版)」をもとにキャリア官僚のボーナスを算出しました。
もくじ
官僚の冬のボーナス支給日
官僚の2019年冬のボーナス支給日は 12月10日(火)です。
国家公務員は法律で決まっているためこの日付で確定しています。
(12月10日が祝休日の場合、直近の平日に支給)
官僚の冬のボーナス平均額 (モデルケース別)
官僚の給料は他の公務員のように年齢別には公開されていません。
その代わりモデルケースとして、一部の役職の給料(とその年齢)が公開されています。
ただし、モデルケースに示してある年齢まで行けば、その役職になれるとは限らないので同じ年齢でも差は生まれます。(詳しくは後で分かります)
それをもとに冬のボーナスを算出した結果、官僚の冬のボーナスは次のようになりました。
係員~課長までの冬のボーナス
25歳前後だと地方公務員(一般行政職)の冬のボーナスの平均額は499,868円(24~27歳)で地方公務員よりは高いですが、その差は3万円と大きな差ではありません。
また、官僚を含めた国家公務員の冬のボーナスは 589,467円(24~27歳)で、年齢の幅を考えても、官僚だとしても国家公務員の平均からは大きくはずれてはいません。
一方、35歳前後だと地方公務員(一般行政職)の冬のボーナスは634,054円(32~35歳)、国家公務員(一般行政職)は 686,649円(32~35歳)です。
この場合、係長だったとしても地方公務員とは約10万円、国家公務員とは約5万円と25歳に比べて差が広がっています。
さらには同じ35歳でも本府省課長補佐レベルまで出世していれば、ボーナスは100万円を超えてくるので、その差は一気に開きますね。
地方公務員はもちろん、国家公務員全体の平均でも冬のボーナスが100万円を超えるのは50代以降です。
それを考えると、官僚の中でも出世組の給料は圧倒的に高いと言えます。
さらに、課長職まで行けば約180万円と同年代の地方公務員の約2倍の額まで跳ね上がるため、役職よりも年齢による昇給が大きい公務員の中では異例です。
それでは、課長よりもさらに出世した場合のボーナスを紹介します。
課長級より上級職の冬のボーナス
課長よりも上の役職の冬のボーナスは次の通りです。
モデルケースでは全て50歳以上ですが、課長よりも上の役職では全て冬のボーナスは200万円を超えています。
これは、同世代の地方公務員が1年間でもらえるボーナスよりも高いです。
また、事務方トップの事務次官まで上り詰めれば冬のボーナスは約320万円と、もはや年収レベルの額です。
ただし、事務次官の枠は非常に少なく、今のところ(2019年9月時点で)事務次官はたったの16人しかいません。
H28年度の統計では国家公務員は約58万人(事務職だけでなく裁判官、検察官等も全て含めた数)もいます。
しかし事務次官は、その中から僅か16人しかなれないエリート中のエリートなので、身近な話ではありませんね(-_-;)
ちなみに、嵐の櫻井翔さんのお父さんは元事務次官です。
櫻井翔さん、ニュース番組でも分かりやすい解説をされますが、サラブレットだったんですね。
まとめ 官僚のボーナスは出世の有無で大きく変わります
・係長(35歳):730,000円
・本府省課長補佐(35歳):1,013,400円
・本府省課長(50歳):1,811,860円
・本府省局次長/部長(50~55歳):2,234,000円~2,392,000円
・本府省局長(50~55歳):2,458,000円
・事務次官(55歳前後):3,227,0000円
若いうちは国家公務員の平均額とあまり差がなくても、年を取ること、そして何よりも出世することで劇的にボーナスが上がることが分かりましたね。
同じ50代でも課長か事務次官かで約150万円の差が生じているのには僕も驚きました。
それでも、この課長にすらなれずに出世コースから外れて関連機関に出向する人の方が多いので本当に厳しい世界だと思います。
官僚の給料をもっと知りたい方はコチラの記事をどうぞ。
それでは、最後までご覧くださりありがとうございました。