公務員試験の論文対策にオススメの本を知りたい
小論文・作文の評価基準ってどうなってるの?
どうやったら論文試験で高得点を取れるの?
そもそも小論文の書き方が分からない
という方にオススメの記事です。
公務員を目指す方なら知っている、もしくはもう受けたことがあるかもしれませんが、小論文や作文試験を課す自治体があります。
しかし、覚えて問題演習をすれば解けるようになる、高得点をとれる筆記試験に比べて、小論文や作文は対策が取りにくいです。
対策が取りにくい一番の理由は評価基準が分からないからだと思います。
そのため、対策をしても効率が悪い、意味がないからと対策をせずに挑んで小論文で足切りを食らう方も珍しくありません。
せっかく一年間勉強したのに、たった一時間程度の小論文や作文試験のせいでその努力が無駄になるのは嫌ですよね。
そこでこの記事では、元政令市の採用担当者で、現在も公務員志望の方の支援をしている僕がオススメする公務員試験の小論文や作文対策に最適な本を紹介します。
この記事で紹介する本を読めば、「どうやったら上手く書けるようになるか」「自分の答案はどこがよくないのか」が全てわかります。
もくじ
論文対策にオススメの1冊
全試験対応! 直前でも一発合格! 落とされない小論文
この本は、公務員試験を含むあらゆる分野の小論文を指導した作者が、その指導経験と2000枚の答案をもとに作り上げた「落とされない小論文」の書き方をまとめた本です。
小論文の指導に特化した小論文専門塾の指導者である作者だけあって、多くの人がつまづくポイントを熟知しています。
さらに、どうすれば高得点を取れる小論文・作文が書けるかも知っているため、この本一冊を読めば、誰でも高得点を取れる小論文・作文が書けるようになるんです。
実際に、公務員志望の方を指導する中で本当に文章を書くのが苦手な方がいらっしゃいました。
その方は新聞や本をほとんど読まず、SNSでのやり取りに慣れているためか、一文が異常に短く、文章の構成も滅茶苦茶でした。
面接官経験があるため面接のアドバイスはできても、文章を書くのが苦手な方に教えるほどの経験がなかったため、他の受講者さんに聞いた中で最も評価が高かったこの本を元に指導を行いました。
その結果、今年行われたC日程の筆記試験(作文試験あり)を突破され、二次試験に挑まれています。
この本を読んで練習をすれば、その方のように文章を書くのが苦手な方でも合格レベルに達することができるんです。
それでは、なぜ僕がこの「落とされない小論文」をオススメするか、その理由を詳しく紹介していきます。
オススメの理由
小論文試験の評価基準が分かる
まず、冒頭で小論文や作文は採点基準がわかりにくいから対策が取りにくいと書きました。
しかし、この本の筆者は小論文専門塾での経験やそこの受講生からのフィードバックなどのデータをもとに、なぞに包まれている評価基準を明らかにしています。
採点基準に合わせた対策を取れば、高得点が取れるのは当たり前ですよね。
そのため、効率的に、そして確実に高得点を取れる小論文が書けるようになるんです。
頻出テーマをまとめて理解できる
次に小論文には頻出のテーマがあります。
例えば最近だと、女性の社会進出、ワークライフバランス、災害対策などです。
普段から気にしている方は問題ないと思いますが、慣れない方は↑のようなテーマが出ても、何を書けばいいか全くわかりませんよね?
社会(時事)対策で勉強していても、小論文が書けるようになるにはどのレベルまで勉強すればいいかもわかりません。
そこで、この本では公務員試験の小論文で頻出のテーマ13題について、高評価の回答を書くのに必要な「問題の背景と現状」「解決策・対策」そして「将来考えられる影響」を解説してあります。
つまり、この本1冊を読むだけで、わざわざ勉強しなくても頻出のテーマについて高評価の回答を書くレベルの知識まで身に着けることができるんです。
これは試験科目が多く、膨大な勉強時間が必要な公務員試験には最適。
特に社会人など勉強時間が取りにくい方にはさらにオススメできるポイントです。
減点されるポイントが分かる
頻出テーマと同じくらいオススメなのが、「減点基準」ランキングです。
この本には、筆者が失敗答案2000本を調査して発見した小論文試験の「減点基準」ランキング12が掲載されています。
例えば第5位の「課題分を無視して自分の意見を書く」は小論文が苦手な人がよくやるミスです。
このミスのおそろしいところは、「課題分」を無視しているだけで、文章自体を読んでも違和感がないことが多いところ。
だから、書いてる本人も読み直しても違和感に気づけないんです。
でも課題を無視していれば、評価は大幅に下がります。
例えば、以前僕が添削した小論文に「小学生がスマホを学校に持ち込むのを認めるべきか」というものがありました。
このテーマで書くべきなのは、スマホの持ち込みを認めるか認めないかです。
しかし、回答にはなぜか「そもそも小学生がスマホを持つべきなのか」を「有害な情報に触れるリスク」や「犯罪に巻き込まれるリスク」を挙げて論じていました。
内容自体は実際に問題になっていることなので間違っていないのですが、課題とずれているため、大幅に減点しなくてはいけません。
これ以外にもやりがちで、減点対象になるミスをランキング形式で12個紹介してあります。
この12個の減点に気をつけるだけでも十分合格レベルに達します。
落とされない回答例がある
さらに、この本のオススメな理由に「回答例がついている」ことがあります。
書くべき内容や減点ポイントが分かっても、実際にどんな風に書けばいいのか分かりませんよね。
そんな人のために、この本では頻出テーマごと、そして減点ランキングごとに(こちらではダメな例といい例)合格レベルの例文が用意されています。
完全に覚えるのは難しいと思いますが、おおまかな流れを覚えてそれをそのまま書けば確実に合格します。
このおかげで、どんなに文章を書くのが苦手な人でもこの本を読むだけで合格レベルの小論文を書けるようになるんです。
作文・小論文の基礎も分かる
ここまででもう十分すぎる内容ですが、この本にはさらに作文や小論文の基礎の解説も載っています。
例えば
・作文と小論文の違い
・「です・ます」調と「で・ある」調どっちがいい
・「〇字程度」「〇字以内」「〇字以上」って何文字書けばいいの?
などの疑問にも答えてくれます。
つまり初めて作文や小論文を書く人から、ある程度書き方が分かる人まで、小論文・作文試験を受ける全ての人にオススメできるんです。
また小論文だけでなく、作文の書き方まで理解できるため作文試験を課す自治体にも対応できます。
オススメの使い方
ここまで読むと、この本さえ買えば小論文・作文に絶対合格できると思いますよね。
でも、読むだけじゃ宝の持ち腐れです
読んで書き方を頭にいれたら書いてみないといけません。
回答例を暗記するとしても、実際に覚えたものを書けるか確認しないと本番で書けるか分かりませんよね?
それに、本番で覚えたものと違うテーマが来たら、その時点で終了です。
だからこそ、この本を読んだ後に最近ニュースでよく聞くことについてためしに書いてみることをオススメします。
また、書いたものは予備校に通っていれば添削してもらった方がいいです。
また、通っていなければ書いて2日ほどおいてから読み直してみるのをお勧めします。
書いてすぐはわからないことでも、時間をおいて冷静になって読んでみると文章がおかしかったりすることがあるからです。
以上のやり方で、この本を活用すれば確実に小論文・作文試験で高得点が取れます。
記事内で紹介した最初は文章を書くことすら苦手だった方も、この本を読み5本ほど練習で書いたことで、4.5本目の小論文は素晴らしい出来になっていました。
読むのに数時間、小論文1本に90分、その添削や指導に30分とすれば、2~3日もあれば小論文をマスターできます。
小論文をマスターして合格に近づきましょう!
最後まで読んでくださりありがとうございました。