内定取り消しになってしまった...これからどうしよう
4月から働けそうだけど、会社の将来が不安だな
という方にオススメの記事です。
コロナウイルスの影響で業績が悪化した企業が内定取り消しを行ったことが話題になりましたよね。
実際に内定を取り消された方は今後が不安なはずですし、この記事を読んでいる方の多くは内定取り消しにはなってなくてもこれから入る企業の将来が心配ではないでしょうか?
実際にいつまで続くか分からないコロナウイルスの影響で多くの企業は業績を落とすと予想されるので、無事就職できても試用期間中や正式採用後にクビになるかもしれません。
例え今回はそうならなくても、今後コロナウイルス騒動と同じことが起きるたびに「クビになったら、会社がつぶれたらどうしよう?」とびくびくするのも辛いですよね?
この不安定な社会情勢もあって公務員を目指そうと思った方もいるはず(実際に内定取り消しのニュースが流れてから、相談が増加しました)
今不安なのにも関わらず、さらに新しいこと(公務員試験)に挑戦するのは勇気がいることで、素晴らしいと思います。
そこでこの記事では、公務員試験に挑戦したい方、挑戦するか悩んでいる方のために
今から勉強を始めても間に合う公務員試験
を紹介します。
ちなみにこの記事の筆者は政令市で職員採用に4年間関り、去年は公務員を目指す方のサポートを行い、去年だけで20人近い合格者を出した経験があるのでこの記事の信頼性の担保になるかと思います。
もくじ
今から勉強を始めても間に合う公務員試験一覧
以下が今から(2020年3~4月)勉強を始めても間に合う公務員試験です。
・市役所
・地方上級
・国立大学法人
・東京都Ⅰ類B【行政・新方式】
・神奈川県庁 秋季チャレンジ
それでは各試験について詳しく解説しますね。
市役所(教養のみの試験)
市役所の試験は自治体によって受験科目、受験資格、日程など様々ですが、教養試験のみで受験できる自治体が多いです。
さらに簡単な試験や民間のテストセンターで受けたSPI試験を筆記試験の代わりにする自治体も(福岡市の行政事務特別枠など)。
市役所試験の筆記試験の日程は大きく分けて以下の4種類あるほか、独自の日程で試験を実施する自治体もあるため、勉強のスケジュールを立てやすいのでオススメ。
A日程=6月第4日曜日
B日程=8月第4日曜日
C日程=9月第3日曜日
D日程=10月第3日曜日
さらに市役所試験の年齢上限は29歳のことが多いですが、30歳や30歳以上まで受験可能な自治体もあるため、チャンスは多いのも特徴です。
地方上級(教養のみの試験)
地方上級試験の多くは教養試験と専門試験の両方が課されますが、教養試験のみで受験可能な自治体もあります。
教養試験のみで受験可能な自治体として有名なのは、横浜市、相模原市、静岡市、名古屋市などです。
それ以外にも一部の都道府県庁や市役所が教養のみで受験できる試験区分を新設する自治体も最近増えています。
年齢の上限は29歳や30歳が大半です。
国立大学法人
国立大学法人の職員採用試験には「事務系(事務・図書)」「技術系(農学・林学・土木・建築・電気・機械・化学・物理・生物・電子・情報・生命科学)」など様々な試験区分があります。
一次試験は教養試験のみで、専門試験は課されません。
ただし、二次試験は面接(個別・集団)、集団討論、論文など様々な試験が課され、図書区分では図書系専門試験が二次試験で課されます。
職務内容は学生の支援のイメージが強いかもしれませんが、それ以外にも総務・人事・広報・社会連携・研究推進など様々で、その他の公務員と同様に3年前後で異動(ジョブローテーション)があるため、幅広い業務を経験可能です。
年齢の上限は30歳です。
東京都Ⅰ類B【行政・新方式】
東京都の職員採用試験の大卒程度区分には、従来の「行政・一般方式」に加えて、「行政・新方式」が実施されています。
「一般方式」は教養試験と専門試験を課していますが、「新方式」は教養試験のみで小論文すら課されません。
受験資格や日程は同じですが、「新方式」は筆記が簡単な分、プレゼンテーション試験やグループワークが課されます。
令和元年度の新方式の定員は100名(一般方式は200名)と、一般方式に比べると少ないですが、教養のみで受験可能な試験の中でも定員はかなり多いのも特徴。
(先日発表された令和2年度の定員は一般方式が135名、新方式が40名と大幅に減りましたが、それでも教養のみの試験の中では定員は多いです)
年齢の上限は29歳です。
神奈川県庁 秋季チャレンジ
神奈川県庁の大卒程度試験は「Ⅰ種」という区分で教養試験と専門試験の両方が課され、6月下旬に大半の都道府県と同日に実施されます。
しかし、「Ⅰ種」に加えて教養試験のみの受験枠である「秋季チャレンジ枠」も実施されています。
「秋季チャレンジ枠」試験では一次試験で教養試験に加えて、当日自己PRカードと論文が課されますが、教養試験の配点は全得点の約1割で得点率も4割程度ともいわれており、筆記試験が苦手な方には特におすすめの試験です。
何よりも試験実施日が文字通り秋なので今から勉強しても十分間に合います。
実際に去年、市役所試験に落ちた後に僕の所へ相談に来られた方をサポートしましたが、8月から試験勉強を始めたにも関わらず、10月下旬の筆記試験を突破され、最終試験にも合格されました。
SPIレベルの試験対策しかされていなかった方でも一から勉強を始めて約2か月半で筆記試験を突破できる上、日程的にもこの記事で紹介した教養のみの試験と被らないのはこの試験のいいところ。
年齢上限は30歳です。
さいごに 今から対策を始めましょう
この記事では今から勉強を始めても十分間に合う公務員試験を紹介しました。
上記の試験は教養試験だけで受けることが可能なので、公務員試験に初めて挑戦する方でも今から勉強を始めても合格可能なんです。
ただし、合格可能と言っても取り組むからには本気でやる必要があります。
たった数ヶ月本気で勉強すれば、今後経済が悪化してもクビになることはない公務員になることができるんです。
とはいえ、勉強習慣がない方や公務員試験に初めて挑戦する方は不安が多いのも当然です。
そんな方がいきなり独学で勉強を始めても挫折するリスクがあります。
だからこそ、公務員予備校に通うことがオススメ。
なぜ公務員予備校がオススメなのかはコチラの記事で解説しています。
⇒公務員予備校に通った方がいい?公務員予備校に通うべき3つの理由を解説
公務員以外で「絶対にこれをやりたい!」「この業界で働きたい!」という気持ちがない方、そして何よりも「内定取り消しやリストラのリスクから逃れたい方」はこの記事で紹介した公務員試験に挑戦してみましょう!
それでは最後までご覧くださりありがとうございました。