公務員の待遇

公務員でもクビになる?解雇になるパターンを元人事が解説

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公務員ってクビになることってあるの?
公務員がクビになるケースを教えてほしい

という方にオススメの記事です。

 

以前の記事ではコロナウイルスの影響で不景気になったこと一部の民間と同じように公務員も内定取り消しを行う可能性はあるのかを解説しました。

⇒公務員は内定取り消しや試用期間中にクビになる?元人事が解説

 

しかし、内定取り消しや試用期間中にクビにならなくても、正式採用になってからクビになってしまっては意味ないですよね?

 

そこでこの記事では

・公務員がクビになることはあるのか

・公務員がクビになるケース

法律に基づいて解説します。

 

この記事の筆者は政令市に勤務経験があり、そのうち2年間は職員人事に、4年間は採用に関わる仕事をしていたため、この記事の信頼性の担保になるかと思います。

 

公務員はクビになるのか

 

さっそく結論です。

公務員になってしまえば一生安泰というイメージがあるかもしれませんが、公務員はクビになることがあります

 

地方公務員法という、簡単に言うと地方公務員の採用、評価、給与、勤務時間などの待遇や罰則・処分など地方公務員に関わるあらゆることが定められた法律が根拠です。

 

この記事では地方公務員と地方公務員法を例に出して解説しますが、国家公務員にも同様の法律・処分が存在します。

 

次に地方公務員法をもとに公務員がクビになるケースをみていきましょう。

 

公務員がクビになるケース

 

公務員がクビになる条件は、地方公務員法の第五節「分限及び懲戒」の中の第二十八条、第二十九条で以下のように定められています。

 

原文はお堅い表現なので、かみ砕いた内容は以下の通り。

 

第二十八条 職員が次のいずれかの場合に該当するときは、その職員の意に反して、降任したり免職(クビ)にできる。

一 人事評価や勤務の状況を示す事実を見る限り、勤務実績がよくない場合(⇒仕事に真面目に取り組んでいなかったり、遅刻や無断欠勤が多い場合など)

二 心身の故障のため、職務の遂行に支障があったり、堪えられない場合(⇒病気や障害が原因で職務の遂行が難しくなった場合、例えば消防士が身体的な障害を負った場合など)

三 ↑の二号にあたる場合や、その職に必要な適格性を欠く場合(⇒二に加えて、仕事をする上での適格性、例えば命令違反や暴力的言動、やる気のない言動などがあり、注意しても直そうとしない場合など)

四 制度や定数が変更したり、無くなったり、予算が減って職員が余分になったり、辞めさせる必要が出た時(⇒予算や制度、定数の変更によって職員の数を減らす必要がある場合)

 

第二十九条 職員が次のいずれかの場合に該当する時は、その職員に対して懲戒処分を下して、戒告、減給、停職、免職(クビ)にできる。(戒告は注意、減給は給料を減らす、停職は一定期間仕事をさせない)

一 地方公務員法もしくは同法57条に定めた法律、この法律を元にした条例や地方公共団体の規則、地方公共団体の機関の決めた規定に違反した場合(⇒地方公務員法やそれを元にした様々なルールのどれかを破った場合)

二 職務上の義務に違反したり、職務を怠った場合(⇒公務員の職務の中で知った情報を守秘義務を破って第三者に流した場合など)

三 全体の奉仕者としてふさわしくない非行があった場合(⇒汚職や職権乱用に加えて、非行や法律違反などの公務員としての信用が失われる行為を行った場合)

 

以上が公務員がクビになるケースです。

 

地方公務員法にある通り、たしかに公務員はクビになります。

しかし、病気や怪我によって仕事ができなくなった場合(第二十八条の二)や職員数を減らす必要が出た場合(第二十八条の四)を除いては、真面目に仕事をしていればクビになることはありません

 

また、仕事をする中でメンタルをやられて休職する方、職務中に怪我をして最前線を退く方は一定数いますが、異動になることはあってもすぐにクビになることはありません。

 

多くの方は療養するために休職したり、ある程度回復したら最初は半日だけの短時間勤務などから職務復帰を目指されます。

(しかし、職務復帰を断念して自ら公務員を辞める方も中にはいます)

 

加えて、予算の問題などが原因で職員の数を減らす必要が生じた場合は希望退職者を募るのが一般的

 

希望退職者でも間に合わなければ、採用人数を減らしたり、臨時職員を解雇したり、契約延長をしないなどの対応を取りますが、民間のような強制的なリストラは行いません。

 

法律に人員整理ができると記載はあっても、実際には財政破綻(民間で言えば倒産)した北海道夕張市ですら希望退職者を募り、採用人数を減らす形で人員整理を行っています

 

そのため実際にクビになるのは、法律を犯すなどの問題行動をした場合と仕事を真面目に取り組まず、注意を受けても改善が見られない場合だけです。

 

 

まとめ

 

・公務員はクビになることがある

・公務員がクビになるのは主に「職務に対応できなくなった場合」「職員数を減らす必要がある場合」「法律を犯したり、問題行動があった場合」

・実際にクビになるのは「法を犯したり、問題行動がある場合」で真面目に仕事をすれば心配する必要はない

 

以上公務員がクビになるかどうか、また公務員がクビになるケースをまとめました。

 

財政破綻した夕張市ですらリストラのようなことをせずにいるため、一度公務員になってしまえば犯罪や問題行動を起こさない限りクビになることはありません

 

しかも公務員は特に結果を残さなくても年齢や在籍年数である程度までは出世可能。

 

公務員の役職に関してはコチラの記事で解説しています。

⇒主事や主査って何?公務員の役職を解説

 

現在世界中に悪影響を与えているコロナウイルス騒動の収束が見えない中で安定感のある仕事に就きたいなら公務員が一番です。

 

そのため、公務員試験の倍率は上がることが予想されるので、公務員に興味のある方はすぐに行動しましょう!

 

このブログでは元面接官視点で公務員試験対策を紹介しており、公務員を目指す方には以下の記事がオススメ

 

それでは最後までご覧くださりありがとうございました。

 

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