・公務員試験の面接が苦手
・面接で高得点を取る方法があれば教えてほしい
という方にオススメの記事です。
公務員試験は近年面接重視の傾向が強くなり、筆記試験を突破しても面接で落ちる人が少なくありません。
さらに面接は筆記と違って採点基準が分かりにくいので不安だと思います。
そこで今回は公務員試験の面接で僕が高得点を取ることができた裏技を紹介します。
この裏技を使えば公務員試験の面接で高得点を取ることができます。
もちろん面接だけでなく、官庁訪問でも高評価をしてもらえます。
この記事の筆者は、公務員浪人を経て入庁した政令指定都市に約10年間勤務し、一次面接や集団討論の面接官として採用に関わった経験があります。
また、公務員を目指す方のサポートも行っており、毎年様々な自治体・職種への合格のお手伝いをさせていただいています。
この記事で紹介する「裏技」は筆者を含め、多くの公務員試験合格者からも「やってよかった」といっていただけている再現性が高い手法です。
もくじ
裏技
早速結論から入ります。
やることはただ「現場の話を聞きに行く」だけです。
※コロナ禍で直接聞きに行くのは難しくなっています。その点については後で解説します。
現場の話を聞きに行く
「たったそれだけ?」と思いませんでしたか?
たったそれだけですが、実際にやってる人はほとんどいないですし、教えてもやらない方が大半です。
だからこそ周りに差をつけることができるんです!
それでは、どのようにして「現場の話を聞きに行く」のがいいか、やり方を紹介していきます。
アポの取り方
「現場の話を聞きに行く」ことをオススメしましたが、絶対にアポなしで行ってはいけません。
公務員はそこまでヒマではないので、アポなしで行くと、相当運がよくない限り追い返されます。
そこで、まずは自分が気になる施策を行っている課に連絡します。
何処に連絡すべきか分からないなら「企画課」「政策課」「広報」など自治体の施策を管理している部署に「〇〇市(県)の施策について教えてほしい」と連絡を入れましょう。
「広報誌を読んでください」と返される場合もありますが、その時は「広報誌を読んで〇〇という施策に興味を持ったので、詳しく教えていただきたいのですが」と食い下がりましょう!
そうすると、最初は断られても本気度が伝わるため、多少忙しくても対応してくれるケースが多いです。
もちろん、向こうも忙しい中で対応してくれています。
なので、最低限のマナーとして事前に気になる施策を調べたり、質問をまとめておくようにしましょう。
注意点
職員の方から話を伺うことになった際は、スーツで伺いましょう。
もちろん、暑い時期なら上着は必要ありませんし、スーツじゃないからといって面接に響くことはありません。
ただ、自治体の方とスーツで話をすることで、面接本番の疑似体験をしたり、合格後にそこで働く自分の姿をイメージしやすくなるので、スーツで行くことをオススメします。
ちなみに、話を伺う際は採用面接を受けるつもりということを伝えても大丈夫。
わざわざ話を聞きに来る受験者は少ないので、自治体の職員も応援してくれますし、運がよければその方から面接対策を聞けるかもしれません。
断られた時
アポの電話をしても断られた場合は諦めましょう。
特にここ数年で災害に遭った自治体は災害対策専門の部署を他の部署から人をかき集めて立ち上げているため、どの部署も人手不足です。
そのため、「話を聞きたい」と言われても、説明してあげたい気持ちはあるけど忙しいので断らざるを得ない場合があります。
その際に粘られても迷惑なだけです。
しかし、「現場の話を聞く」のは面接で大きな加点に繋がるので、他の手段を考えます。
例えば、興味のある部署が行っている催しに参加して、担当者に話を聞くことをオススメします。
その場合よっぽど忙しくない限りは立ち話程度なら話を聞くことはできますし、「現場の話を聞きに行った」ことには変わりありません。
それが無理なら
・自治体の窓口に行ってみて仕事をしている様子を見る
・喫煙所などで休んでいる人に声をかけてみる
などやれることはいくらでもあります。
もしも具体的な話が聞けなくても、話を聞きに行ったことは本気度をアピールする材料になるんです。
また、直接話を聞きに行けた場合は、後からお礼の手紙を書くか電話をするようにしましょう。
忙しい中対応してくれたことへの礼儀ですので、忘れずにやりましょう。
面接官の反応
この裏技の効果が気になりますよね?
使うタイミングは志望動機ややりたいことを聞かれた時で、「実際に会ってお話を伺ったのですが...」と言えば、間違いなく面接官は食いつきます。
面接官によっては「わざわざ聞きに来たんだ!」と感心してくれる場合もあります。
そうなると行動力のある人として面接官の印象にも残りますし、大半の自治体は行動力のある人が欲しいので大幅に加点されます。
特に公務員の職場では現場の声を反映していない頭でっかちな理想論や空論が飛び交うことが珍しくありません。
そんな中で、入庁前にも関わらず自ら動いて現場の話を聞きに来たというのは、行動力のある人として評価されます。
自治体としてもまさに喉から手が出るほど欲しい人物です。
コロナ禍で訪問できる?
ここまで散々、現場の話を聞きに行きましょう!と書きましたが、コロナ禍で簡単に現場に伺うことができなくなりました。
無理やり押しかけるのは相手にとっても迷惑ですが、効果的な手法を諦めるのももったいないですよね。
そこで「ダメもとで訪問して話を聞くことができるか確認」⇒「断られたらメールや電話で質問をする」というのが、現実的な方法です。
令和2年度採用試験に合格された方の中にもメールで気になることを質問して、面接で「担当の方から伺ったのですが...」とアピールしたと報告をいただいています。
その際には面接官から「話を聞きに来たの?」と質問があったそうですが、「本当なら直接お話を伺いたかったのですが、コロナ禍ということもあり、メールで質問に返答頂きました」と答えたそうですが、面接官の受けはよかったそうです。
大切なのは「直接」話を聞いたことではなく、わざわざ気になることを担当者に「聞いた」こと。
やる気をアピールするには、それだけで十分です。
さっそく行動してみよう!
・面接対策は早めにしておくと心の余裕がもてる
・面接対策で特に効果があるのは「模擬面接」と「現場の話を聞きに行くこと」
・「現場の話を聞きに行く」ことで行動力ややる気をアピールでき、高得点につながる
・コロナ禍で現場に訪問できない場合は、メールや電話で話を伺うだけでも十分
以上です。
面接の採点基準はあいまいなところが多く、この裏技がどれだけの加点になったかは正確にはわかりません。
しかし、この誰にでもできる「 現場の話を聞きに行くこと」 を実践する人は少ないですし、そのおかげで他の人との差別化をすることができます。
とはいっても、いきなり現場にいくのは緊張しますよね。
でも、それをやり遂げればあなたが公務員試験の面接を突破するための切り札と言ってもいいくらいの武器を手にすることにつながるんです。
だから、一歩踏み出して行動してみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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