公務員試験の面接官ってどんなイメージがありますか?
面接を受ける予定の人は面接官がどんな人たちなのか気になりますよね。
僕は市役所の人事として4年間働いたことがあるので、公務員試験の面接官は当時の上司たちでした。
そのため面接官達がどんな人(役職)なのか?さらには、普段はどんな人(性格)なのかを知っています。
この記事では公務員面接の面接官が一体どんな人たちなのかを紹介しようと思います。
記事を読み終えると、今までの公務員試験の面接官へのイメージが一変すると思います。
もくじ
最終面接の面接官
面接官の役職
まずは最終面接の面接官がどんな役職の人たちなのか、詳しくは書けませんので少しぼやかしながら書きますね(笑)
最終面接の面接官は自治体によって異なりますが4~6人います。
構成としては
・市長や副市長級の偉い人
・人事委員会のメンバー
・人事部や総務部の部長級職員
・外部の人
・(専門職なら)専門分野の部長級職員
が中心でそこに数人加わることもあります。
人事委員会という聞きなれない名前があると思うので、その説明をします。
人事委員会とは
人事委員会とは、「自治体の職員からなる専門的・中立的な立場から人事行政に関する事務を行う」組織です。
自治体から出向する形で組織に入り、数年に一度は異動があるので、「専門的」「中立的」と言っていいのかは微妙です。
しかし、人事行政のプロという扱いです。
この人事委員会が中心となって採用面接を行うので、もちろんここからも面接官が出てくるんです。
外部の人
雑な表現ですが、文字通り自治体の外部の人です。
自治体によって参加させるかどうかは変わりますが、多くの自治体が外部の人を参加させます。
そうなんです、自治体に属していない人もいるんです。
その人は多くが民間や自治体の人事システムの構築や改善に関わったことのある、まさに人事のプロなことが多いです。
その他の人たち
その他の人達は特に説明は不要だと思いますが、簡単に説明します。
自治体の将来を担う人を決めるので市長や副市長
そして人事関係の一番偉い人である人事部や総務部の部長級職員
さらに専門職ならその専門職の部長級職員も面接官として参加して、専門職ならではの質問をぶつけてきます。
普段はどんな人たち?
僕は市役所の人事として4年間働いたので、今までに書いた人たちと一緒に仕事をしていました。
もちろん外部の方や専門職の部長級とは面接でしか関わらないので普段の姿はわかりませんが、市長や副市長、人事関係の人たちの普段の姿は知っています。
一体どんな人たちだと思いますか?
最近暴言問題で話題になった明石市長みたいに怖いと思いますか?
面接中は仏頂面で、固そうなイメージしかないと思いますが
めちゃくちゃ優しくていい人たちです
例え市長や副市長であっても、市役所に十数人しかいない部長であってもです。
一緒に仕事をして、優秀な人たちだなと感じましたが、それと同じかそれ以上にどこにでもいる優しい人たちというイメージが強かったです。
本当にどこにでもいるおじさん、おばさんで
どこにでもいるおじいちゃん、おばあちゃんです。
僕は人事2年目で最終面接の面接室にいて、面接官に受験者の資料を渡す係をしたことがあります。
面接官達は面接中は真面目な顔をしていますが、後ろに控えている僕に面接と面接の間に「疲れたでしょ?」「眠くない?」って笑って聞いてくれました。
面接官達の方が、疲れているはずなのにです。
面接中は真面目な雰囲気を作るためにあえて仏頂面をしているだけで、ちょっとした時に素の顔が見えます。
笑顔がいい受験者や元気な受験者に対しては、ついつい面接官達も表情を緩めてしまい、とてもいい雰囲気の面接になります。
そして、そんな面接ができる人は高い確率で合格します。
まとめ
この記事の中身をまとめます。
面接官は
・市長や副市長級の偉い人
・人事委員会のメンバー
・人事部や総務部の部長級職員
・外部の人
・(専門職なら)専門分野の部長級職員
がメイン
真面目な顔をしていても普通のいい人ばかり
記事を読む前と呼んだあとでは、面接官のイメージが一変したと思います。
面接で緊張することは仕方ないかもしれませんが、面接官は「どこにでもいる優しい人たち」 と知れば、少しはリラックスして面接を受けることができるのではないでしょうか?
最低限の準備をして、リラックスして普段のあなたを見せればきっと合格できます。
応援しています!