社会人は公務員予備校に通った方がいいの?
という疑問を解決します。
この記事を読んでくださっている方は社会人から公務員を目指しているのではないでしょうか?
新しいことに挑戦するのは勇気がいります。その上、社会人として忙しい中で公務員を目指して一歩踏み出そうとしているのは素晴らしいです。
また周囲の方が企業で働いている中で公務員を目指して公務員浪人をしている方も将来や置いて行かれている現状に対して不安を経験するはず。
僕も公務員浪人を経験したのでその気持ちは分かりますが、将来公務員になった際に多少辛いことがあってもあの不安な時期に比べれば...と思って乗り越えることができました。
今は辛いかもしれませんが報われるときは必ずくるので、今は目標に向かって突き進みましょう!
でも、目標に向かって勉強する以前に公務員予備校に通うべきか独学にすべきか迷いますよね。しかも通うか通わないかの決断は将来を左右しかねない問題なので迷うのは当然だと思います。
そこでこの記事では、公務員予備校に通うべきか迷っている方向けに
公務員を目指す社会人は公務員予備校に通うべき3つの理由
を解説します。
この記事を読めば社会人から公務員予備校に通って、公務員試験に合格する方法がわかりますよ。
ちなみに、この記事の筆者も新卒で入った企業をクビになった後、公務員予備校に通って政令市に合格し、政令市では新卒採用の面接官を経験しました。
また公務員を辞めた後も公務員を目指す方のサポート(面接対策のみ)を行っており、公務員試験や公務員予備校の現状に詳しいのでこの記事の信頼性の担保になるかと思います。
もくじ
社会人は公務員予備校に通うべき
まずこの記事の結論は社会人(現在働いているかどうか問わず)は公務員予備校に通うべきです。
その理由は以下の3つ。
・効率がいい
・最新の情報が手に入る
・面接対策が合否の決め手
それでは1つずつ解説していきます。
効率がいい
まず公務員予備校は独学に比べて圧倒的に効率がいいです。
独学の場合、まず勉強を始める前に
〇科目別にどの参考書・問題集を使うか
〇どんなスケジュールで勉強するか
を自分で決める必要があります。
ですが公務員試験には様々な参考書があり、まずどれを選べばいいか迷います。
加えて結果が出ない時はつい参考書を変えるか迷ってしまいますが、参考書を変えると問題の解き方が変わり混乱する可能性も。
しかも、初めて公務員試験に挑戦する方は実際の難易度やつまづきやすい箇所を知らないため、無理な計画を立ててしまい計画倒れになりがち。
一方で公務員予備校では多くの合格者を出した経験から作成した教材を解けばいいだけですし、一人一人に合った学習プランを立ててくれるため上記の問題はそもそも起こりません。
さらに独学だと分からない問題があるたびに学習が止まってしまい疑問を解決するたびに無駄な時間を使ってしまいます。
しかも見つけた答えが間違っていたり、効率が悪い解法である可能性も。
一方で公務員予備校なら講師に聞けば一発で解決できますし、通信通学を問わずWebで質問可能な予備校もあるため、気になるところはすぐに質問をして答えが来るまでは他の問題に取り組んでおけばいいので効率がいいですよね。
以上のように公務員予備校なら独学に比べて効率的に学習を進めることが可能です。
最新の情報が手に入る
公務員試験では情報は非常に重要。
特に試験日程や試験内容を変える自治体もあり、常に最新情報に目を光らせておかないと受験申込すらできない場合もあります。
例えば最近(2020年3月)だと福岡市が行政職の特別枠試験の日程と試験内容、そして定員を大幅に変更しました。
詳しくは福岡市のホームページ(福岡市 職員採用情報)に載っていますが、筆記試験を民間と同じSPI試験に変更した一方で人物評価試験を拡充したり、試験日程と募集期間を2.3ヶ月前倒ししました。
それによって例年なら申し込みはまだ先だからとのんびりしている方は今年はそもそも受けることができなくなる恐れもあります。
独学の方でも以下の受験ジャーナルなどで例年の試験日程を確認していると思いますが、市販の本ではこのような急な変更には対応できません。
また平成30年度試験からC日程の試験内容が大きく変わり、数的処理・社会(時事)問題が増えたり、自然科学(物理・化学・生物など)の問題が消えたりしました。
以上のような情報は知っているか知らないかで時には合否に関わる場合(実際に今年は福岡市の特別枠を申し込み期限切れで受験できない方が出ると予想しています)もありますが、筆記試験対策をしながら常に情報を集め続けるのには限界がありますよね。
でも公務員予備校に通っていれば、最新の情報を常に仕入れて受講者向けに公開しています。
特に一部の公務員予備校では担任制を導入していて、自分に必要な情報を担任の講師が提供してくれるためいちいち最新の情報を確認する手間もいりません。
【重要】面接対策が合否の決め手
社会人が公務員予備校に通うべき最も重要な理由は面接対策が充実しているから。
公務員試験は地方自治体を筆頭に面接重視(=人物重視)の傾向が強まっています。
先ほど紹介した福岡市の特別枠採用も専門試験を課すのが普通の政令市が専門試験どころか教養試験すら廃止して、極端な人物重視の試験に変更した例の1つです。
(他にも神奈川県庁秋季チャレンジのように筆記試験の配点が全体の1割程度という試験もありますし、配点に差はあっても同様の試験を課す自治体は増えています)
ここまで極端でなくてもほぼ全ての公務員試験は面接で合否が決まると言っても過言ではありません。
また社会人の場合、現在働いているかや定職に就いたことがあるかどうかを問わず、面接では新卒よりも高いレベルを要求されます。
(僕は政令市で若手面接の面接官をした経験がありますが、面接官は皆その視点をもっていました)
これは当然のことで新卒よりも年を取っていたり、より長く社会と関わっているのに新卒レベルの受け答えしかできないなら、「この人は成長しない」「将来性が期待できない」と考えるためです。
そのため社会人は新卒以上に面接対策に取り組む必要がありますが、独学でできる面接対策には限界がありますよね。
公務員予備校に通わなくてもハローワークやジョブカフェでも面接の練習はできますが、正直に言ってレベルは低いです。
記事を書くにあたって受けたことはありますが、職員によってレベルが大きく変わる上に、面接官なら落とすレベルの受け答えしかしていないのに「それで問題ありません」と言われたのでオススメしません。
また市販の面接対策本にはいい本はありますが、以下の点で公務員予備校には勝てません。
・合格者の証言を元にした面接で実際に聞かれた質問(面接の過去問)がある
・様々な年齢、経歴の合格者を出しており、この年齢・経歴で合格するにはどのレベルの回答が必要か知っている
・実際の印象や受け答えの仕方で気になる点を修正できる
上記の3点で公務員予備校を上回る面接対策本を見たことはありません。
特に年齢を重ねていたり、空白期間がある方は↑の情報が役に立つので面接対策のためだけでも公務員予備校に通う価値はあります。
また受け答えの内容はいいのに面接で落ちた方は印象や受け答えの仕方に問題がある可能性が高いため、これも実際に模擬面接が可能な公務員予備校に通って直さないと合格できません。
(注)通信形式でも可能な模擬面接(パソコン画面を通した模擬面接)や普段は通信講座でも模擬面接だけは直接会って受講可能な予備校はあるので安心してください。
詳しくはこちらの記事にまとめてあります(近日公開します。すみません)
費用は1年で回収可能です
お前は予備校の関係者かってくらい予備校のいい所をあげましたが、実際に僕も独学で落ちた後に予備校に通って合格していますし、可能なら予備校に通うべきだと思います。
ただ予備校に通うには安くない料金を払う必要があります。
多くの予備校で一般的なコース(大卒地方上級・国家一般職コース)はだいたい20~30万円はかかるので、ここがネックだという方も多いですよね。
ただし、予備校に通う費用は公務員になれば1年で、もっと言ってしまえば1年目のボーナスで元を取ることが可能です。
公務員の給料は以下の記事で紹介しています。
⇒国家公務員(行政職)の給料【年収・ボーナス・退職金など】全て公開します
公務員になれば1年目から年収が300~400万円はいくので、20~30万円のために悩んでいると長い目(と言っても1年ですが)で見ると数百万円を損することになりかねません。
それに20~30万円と言う大金を払ってしまえば、もったいなくてサボれなくなるのでサボり癖がある人には自分を追い込むのにオススメできます。
さいごに 悩んでる暇があったら今すぐ行動しましょう!
この記事では公務員予備校に通うべきか悩んでいるあなた向けに
社会人が公務員予備校に通うべき3つの理由
・スケジュールや問題集、参考書を決めたり、分からない問題があった時に適切なアドバイスをもらえて効率がいい
・試験日程や試験科目など知らないと合否に関わる情報で自分に必要なものを教えてくれる
・社会人(新卒でない人)に求められるレベルの面接対策や過去の面接の過去問が分かる上、話し方などの印象面での問題点を解決できる
を解説しました。
最後にもう一つ重要なことをお伝えします。
「公務員予備校のいい所は分かったけど、やっぱり高いし、もっと考えてから予備校か独学か決めようかな...」
と悩む気持ちも分かりますが、悩んでいる時間がもったいないです。
どの公務員予備校も無料で資料請求をすることが可能です。
悩むくらいなら、とりあえず資料請求だけでもして資料を読んだうえで合う合わない、どの予備校に通うのか、または独学でやるのかを決めればいいんです。無料なのでリスクはゼロですよね。
悩んでいる間にもライバルたちは勉強を続けて、あなたが合格するはずだった公務員の席を取られてしまいますよ。
何もせずに公開するよりもまずは資料請求だけでもしてみましょう!
資料請求は以下のリンクから可能です。
追記 資料請求は絶対に早い方がいい
公務員予備校の資料請求は絶対に早い方がいいです(急かしてしまいすみません・・・)
なぜなら早期申し込み割引や無料の授業体験会を開催している予備校があるからです。
これらの割引や体験会は期間限定であったり、人数限定(早い者勝ち)が基本な上に今後公務員の人気が上がる可能性があります。
なぜならオリンピック景気が終わり、コロナウイルスの影響で全国、そして世界的な不況に突入する可能性が大きいです。
不景気には民間よりも公務員の人気が上がるので、公務員になるハードルは上がります。
コロナウイルスも収束してしまえば景気が回復する可能性もありますが、オリンピックは確実に終わりますし、コロナウイルス騒動を受けて来年以降の採用を見直す民間企業が増加することは確実。
つまり今後も公務員の人気は上がり、それによって倍率が上がる可能性や講座費用の値上げの可能性もあるので早く申し込んだ方が合格の可能性や講座費用の面で損はしないということです。
それでは最後までご覧くださりありがとうございました。