公務員を目指すのに有利になるスキルを知りたい
公務員試験に落ちた時にも民間の就職ができるスキルってあるのか気になる
という方にオススメの記事です。
公務員を目指す方の中には試験に落ちた時のことも考えて資格の勉強をする方も多いのが実情です。
そんな方にオススメのスキルはプログラミングです。
この記事ではなぜ公務員試験を目指す方にプログラミングスキルがオススメなのか解説します。
ちなみに、この記事の筆者は政令指定都市に約10年間勤務し、職員の採用に関わった経験(一次面接や集団討論の面接官経験)があり、この記事の信頼性の担保になるかと思います。
もくじ
理由① 自治体が欲しがっている
まず1つ目の理由は「自治体が欲しがっている人材」だから。
多くの自治体がIT化、スマートシティー化を主要施策に掲げていますし、今年中にはデジタル庁も発足予定で、国・地方を問わず行政が最も力を入れている分野の一つです。
特にコロナ禍で日本のデジタル分野での遅れが明らかになったこともあり、必死で取り組んでいます。
しかし、現場には詳しい人材は少なく、担当者も知識がほぼ0から勉強し始めることも珍しくないため、スムーズに進まないことが多いです。
それにより、システムなどの導入時は担当者はもちろん、その上司や関連する部署の負担が増えてしまう傾向があります。
また、コロナ禍を機に多くの部署でZOOMなどのビデオチャットを使った会議や研修を導入していますが、ZOOMを使うのが初めての職員もいるため、やはり負担が重くのしかかっているんです。
そんな中でプログラミングの知識がある(=IT機器に強いイメージをもたれます)人材は重宝されますし、面接でも大きなアピールポイントになります。
理由② 専用の採用枠がある
2つ目の理由はプログラミングスキルを持つ人専用の採用枠があることです。
全ての自治体ではありませんが、県庁を中心とした一部の自治体では「情報職」や「IT技術職」といったIT人材専用の採用枠を設定しています。
自治体によって基準は違いますが、基本的に以下のような基準のいずれかを満たす人しか受けることができません。
受験資格(例)
・民間企業等で情報処理に関する実務経験が○年(3~5年が主流)以上ある人
・デジタル技術やビッグデータ等の活用実績や研究実績がある人
・自治体が指定する情報処理試験のうちいずれかに合格している人
広島県のように情報処理専用の受験資格を設定していない自治体も中にはありますが、職務内容に「情報システムの開発、運用等に関する専門的知識を必要とする業務の監督又は実施に関する業務」と記載しているので、ある程度の実績や技術がないと面接は通らないでしょう。
また東京都もICT職(情報通信技術職)専用の採用ページを設けています。今後さらに情報処理専門の採用枠を設ける・力を入れる自治体は増えていくことが予想されます。
この情報職は事務職の試験と異なり、「倍率が低い」「面接が苦手でも合格できる」などのメリットがありますが、詳しくはコチラの記事で詳しく解説します。
⇒面接が苦手な人でも合格できる「公務員試験」の採用枠(情報職)
理由③ つぶしがきく
最後に3つ目の理由は「つぶしがきく」です。
プログラミングスキルを持っていれば、そうでない人に比べて加点されますし、専用の採用枠を受けることだってできます。
それでも、100%合格できるとは限りません。
特にコロナ禍で大企業を含めた多くの企業が給料カットや早期退職の募集(実質的なリストラ)を始める中でも、公務員は給料が少し減っただけで済んでいます。
そのため、激務過ぎる国家公務員(総合職)を除けば、公務員の人気は今まで以上に高くなっています。
そんな状況もあり、公務員を目指すならもしもダメだった時のことも考えなければいけません。
そこで3つ目の理由の「つぶしがきく」が出てくるわけです。
IT人材は元々人手不足と言われていましたが、コロナ禍でIT化が一気に進んだことでさらに需要が高まっています。
そのため、プログラミングスキルを身に着けていれば、仮に公務員試験に合格できなくても就職先に困ることはありません。
未経験だと必ずしも優良企業に入れるとは限りませんが、転職を重ねることでキャリアアップも可能です。
現に筆者の妻も転職を重ねて、10歳近く年上の筆者の給料を超えてしまいました。
そんな実体験(笑)もあるので、プログラミングスキルを身に着けていれば「つぶしがきく」となるわけです。
まとめ
まとめ
・自治体が欲しがっている
・専用の採用枠がある
・つぶしがきく
以上が公務員を目指すならプログラミングスキルを身に着けるべき理由です。
コロナ禍でサービス業を中心に多くの企業が大打撃を受け、倒産や雇い止めなどが問題になりましたよね。
今はもう落ち着きましたが、次の感染症の大流行が来ないとはいいきれません。
その度に民間企業は大打撃を受けてしまいますが、公務員は給料が下がることがあったとしても組織や自治体がなくなることはありませんし、クビになることもなく安泰です。
また、公務員試験を目指すといっても、もしも落ちたらどうしようと考えて力んでしまい本来の力が出せない方は多いです。
しかし、もしもの時のことまで考えてあれば安心できますよね。
プログラミングを学ぶことで、公務員試験を有利に進めることができるので、やらない手はないかと思います。
プログラミングを学べる場所や教材は多くありますが、現役の「情報職」公務員やエンジニアに聞いたオススメの教材についても紹介していこうと思います。
気になる方はその記事もぜひご覧ください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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