公務員試験の面接対策

自己PRは派手じゃなくていい

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面接で絶対に聞かれる質問に「自己PR」があります。

 

でも、どんなものを書けばいいのか分からない人多いですよね。

 

そんな人はとりあえずググって出てきた例文を参考にするかもしれません。

 

でも、就活サイトに載ってる自己PRって、「そんな華々しい経験してるわけないじゃん...」と感じるものが少なくありません。

 

でも、そんな派手な、華々しい経験」がなくたって十分合格点が取れる自己PRは作れます

 

そこで、この記事では

・自己PRが派手じゃなくてもいい理由

・「普通の経験」なのに高く評価される自己PRの特徴

を解説します。

 

自己PRの作り方はこちらの記事で詳しく解説しますので、こちらをご覧ください(近日公開予定)

 

派手?な自己PRの例

 

実例

 

僕が政令市で面接官をしたり、職場や研修で知り合った他の面接官経験者から聞いた中で

「印象に残った派手で、華々しい自己PR」を紹介します。

(都合上、完全再現はできないので、わざと一部内容を変えてます)

 

<例1>

私はサッカー部でキャプテンをしていました!

そのサッカー部は100年以上の歴史があり、
毎年県大会で優勝争いをする部活でした。

練習も非常に厳しいだけでなく
100人近い部員が在籍しており
部をまとめるのに大変苦労いたしました。

しかし、私の長所である粘り強さリーダーシップ
そして責任感の強さを発揮し、厳しい練習に耐え
部員たちをまとめることに成功しました。

その結果、2年連続で県大会を勝ち抜き
全国大会に出場することができました。

常に向上心を持ち
部員たちと積極的にコミュニケーションをとることで
仲間たちの力を引き出し
県大会優勝という結果につながったと考えています。

 

 

<例2>

私は途上国の教育環境に問題を感じ
途上国に学校を建てる
プロジェクトを立ち上げました。

特に△△の〇〇という地域には
学校が1つもなく子供たちは

教育を受けることができない環境でした。

そこで、企業や個人から融資を募り
学校の建設を進めました。

資材不足や雨期、サイクロンの影響で
建設はうまくいかず、完成まで2年の歳月を費やしました。


しかし、完成した学校を見て喜ぶ子供たちの姿を見て
やってよかったと思いました。


この行動力を〇〇に入ってからも活かしたいと考えております。

 

 

2つとも素晴らしい実績ですね。

 

それでは、この自己PRがどう評価されるか(されたか)を解説します。

 

どんな評価をされる?

 

あなたなら2つの自己PRに100点満点で何点くらい付けますか?

 

ぜひ、理由も一緒に考えてみてください! 

 

 

 

 

僕なら 1つ目は40点2つ目は30点をつけます。

 

ちなみに合格点は70点とした場合です。

 

僕がいた自治体の他の面接官はもっと低い評価をするかもしれないです。

 

「2年連続県大会優勝した部活の部長」という実績でも

「途上国に学校を建てた」という素晴らしい国際貢献をしても

高得点はつかないんです。

 

低評価の理由

 

それでは、なぜ低評価なのか1つずつ説明します。

 

まず1つ目に関して

「いいところ」

・2年連続県大会優勝とのことで、話を聞いてみたい

・厳しい練習に耐えたのなら、自治体に入ってから理不尽なクレームや厳しい業務に対応できそう

 

「悪いところ」

・部活の歴史とかどうでもいい

具体的に部長として何をしたのか全く分からない

粘り強さリーダーシップ、責任感の強さ、向上心とただ羅列されてもその人のイメージが沸かない

・部活にどう取り組み、それを仕事にどう活かしたいかが全く分からない

 

次に2つ目です。

 

「いいところ」

・(もしも自分で一から企画立案したなら)行動力・企画立案力がある

・「途上国に学校を建てる」という素晴らしい国際貢献をした

 

「悪いところ」

・回答者は具体的に何をしたのかわからない

・融資は簡単に集まったのか?そこに苦労はなかったのか説明すべき

・資材不足や天候の問題は、回答者には関係ない(回答者も建設に関わったなら別)

そもそも回答者じゃなきゃいけない理由が見えてこない(性格や能力が全く分からない)

 

みたいのは(知りたいのは)そこじゃない!

 

2つの回答はどちらも実績は素晴らしいです。

 

でも共通して言えるのは「面接官が見たいのはそこじゃない」ということ。

 

面接官がみたいのは

・部活などの活動を通して、どのような成功・失敗体験をしたか?

成功・失敗した要因(原因)は何だと思うか?

・その成功・失敗体験から何を学んだか?

・学んだことを今後仕事にどのように活かしていきたいか

失敗や困難に直面した時どう考えてどんな工夫をしてそれを乗り越えたか?

・(行動や工夫・反省から)どんな考え方をする人か

です。

 

これを見ることで

・採用したら活躍してくれそうか

・困難に直面した際に簡単にあきらめずに挑戦できるか

公務員に向いているか

一緒に仕事をしてみたいか

を判断します。

 

また、成功・失敗に関係なく、たとえ地味な経験でも

なぜその結果になったかを説明できる人をより高く評価する傾向があります。

 

なぜなら、なんでその結果になったか分かる人は

反省したり・改善して成長できるからです。

 

経験・実績の派手さや華々しさよりも「なぜその結果になったか」を説明できることが重要

 

嘘や盛ってるのはバレるリスクあり

 

人よりも少しでも目立とうとして、多少盛って自己PRをする方も少なくありません。 

 

というより、多分全員が盛ってますよね。

僕も話盛りましたし

 

話を盛ることは悪いことだとはいいませんが、やるからにはバレちゃダメです。

 

バレたら「この人はうそをつく人」として

面接での発言すべてが信じてもらえなくなります。

 

たとえ、盛ったところ以外は本当だったとしてもです。

 

例えば、例にあげた途上国に学校を建てた人

 

あれ、他の自治体の面接官から聞いた実例を元にしてるんですけど

あの文章だけ見たら、一見「自分でプロジェクトを立ち上げた」感ありますが

実際は授業の一環でやってたらしいです。

 

その際の面接官の反応は

「あ、授業なんだ。君が一から立ち上げたかと思った(残念)」

 

という感じで、一気に場がしらけたと言ってました。

 

自分でやったなら、行動力があると評価できますが、

授業なら「やらされた」と面接官は評価します。

 

もし、盛ったことがばれなくてもあの自己PRでは落ちますが...

 

「普通の経験」でも高く評価される自己PR

 

自己PRは

「派手な経験があっても、面接官が知りたいことが分からなければ評価が低い

と分かったと思います。

 

そこで「普通の経験」でも高く評価される自己PRの特徴を紹介します。

 

高く評価される自己PRの特徴

 

すでに面接官が何を評価してるのかをまとめてあるので、それの繰り返しになりますが

 

次の項目を満たしている自己PRは評価が高いです

 

・部活やアルバイトなどの活動を通して、どのような成功・失敗体験をしたか?

成功・失敗した要因(原因)は何だと思うか?

・その成功・失敗体験から何を学んだか?

・学んだことを今後仕事にどのように活かしていきたいか

失敗や困難に直面した時どう考えてどんな工夫をしてそれを乗り越えたか?

・(行動や工夫・反省から)どんな考え方・行動をする人か

 

そのまま書いてなくても面接官に伝われば大丈夫ですし、伝わらなければ聞いてきます。

 

でも、あまりにも情報が足りなければ面接官は諦めます(笑)

 

実例

 

それでは、上記の条件を含んだ例文を紹介します。

 

私の強みは課題を見つけて解決するために行動できる点です。

私はコンビニでアルバイトをしており、そのバイト先でおでんの売り上げ目標が全く達成できないことがありました。

そこで、なぜ目標を達成できないか分析するために、他店を見に行ったり、先輩や店長と話をしました。

その中で、私の店ではお客様への声掛けが足りていないと分かりました。

また、売り上げがいい店舗ではお客様に興味を持っていただくために「オススメのおでんTOP3」のようにポップを作っていました。

そこで私も店員がオススメするおでんのポップを手作りすることを提案し、

さらに「おでんいかがですか?」との声掛けも提案し、店員・バイト皆で協力して声をかけるように徹底しました。

その結果、売り上げ目標を達成し、前年比200%以上の売り上げを上げることに成功しました。

この経験の中で、課題を解決するための観察力と行動する力を身につけることができました。

この力を〇〇(自治体)での△という仕事でも活かしたいと考えております。

(△は自分のやりたいこと:課題を発見し、解決する能力はどこでも役に立つ)

 

かなり長めに書いたので、実際は細かい所を削ってOKです。

( 「オススメのおでんTOP3」とか具体的な売り上げは聞かれたら答える程度でOKですが

最初に作っておけば深堀されても困りません)

 

この自己PRの例を評価基準に合わせて見ていくと

 

①どのような成功・失敗体験をしたか?

「バイト先でおでんの売り上げを大きく上げた」

成功・失敗した要因(原因)は何だと思うか?

「他店を見に行ったり、先輩や店長と話をして、なぜ目標を達成できないか分析して行動した」

③その成功・失敗体験から何を学んだか?

※後で解説

④学んだことを今後仕事にどのように活かしていきたいか

「この力を〇〇(自治体)での△という仕事でも活かしたい」

失敗や困難に直面した時どう考えてどんな工夫をしてそれを乗り越えたか?

「なぜ目標を達成できないか分析し、他店を見に行ったり、先輩や店長と話をしました」(②と内容は同じ)

⑥(行動や工夫・反省から)どんな考え方・行動をする人か

課題を見つけて解決するために行動できる」人

 

※ここでは書いてないが聞かれるので、その場合

 

課題を見つけて解決するために行動する」ことの大切さを学んだでいいです

 

また、かなり大切な「なぜ上手くいったか(なぜ売り上げが上がったか)」を入れてませんが

これも 課題を見つけて解決するために行動したから自己PRの内容を元に説明できるので大丈夫です。 

 

この自己PRでは

「店長や他のアルバイト(同僚)はあなたの提案にすぐに賛成したのか?」

「反対されたなら、どうやって説得したのか?」

という質問が来るように、わざとその情報を書いていません。

 

「店長(上司)や他のアルバイト(同僚)を説得したエピソード」

を面接では入れることで、「分析力に加えて、

行動力コミュニケーション能力」もアピールできます。

しかも面接官は「〇〇力」という言葉を聞き飽きているので

あえて「〇〇力」という言葉を使わずに

あなたの能力を面接官に伝えることができ、印象に残りやすいです。

またあえて聞いてきそうな情報を入れないことで、

面接官の質問をコントロールする目的もあります

 

ちなみに、アルバイトをネタにしますが、その理由は社会人として働くイメージを想像しやすいからです。

 

あと、コンビニを例に出したのは、部長や全国大会、海外での活動は嘘ついたらバレやすいですが

コンビニのバイトならそもそも嘘だと思われないし、 でっちあげても怪しまれない からです(笑)

 

もちろん、アルバイト以外で自分の良さをPRでき、↑の条件を満たせるのなら、なんでもかまいません。

 

あなたらしさが出るのが一番だからです。

 

ちなみに僕の自己PRもコンビニではないですが、アルバイト (携帯のショップのバイト) をネタにしました。

 

既卒&早期退職&持病持ちの僕でも普通のアルバイトネタで面接を突破できています。

 

これを読んでくださってる方も、普通のアルバイトで合格できる自己PRは作れるので安心してください。

 

まとめ

 

派手な経験があっても面接官が知りたいことが分からなければ評価が低い

・経験・実績の派手さや華々しさよりもなぜその結果になったか」を説明できることが重要

・誰でも経験ある(なくてもでっちあげても怪しまれない)コンビニのアルバイトで合格点を取れる自己PRは作れる

 

ついつい自己PRは派手で立派な経験があった方が評価は高いと思いがちです。

 

でも、多くの人が経験がある(なかったらごめんなさい)コンビニのバイトでも面接官視点で高い評価を出せる自己PRは作れます。

 

もちろん、最初にあげた2つの例も面接官が評価しているところをふまえて治せば

ネタ自体はいいので十分戦える自己PRになります。

 

似たような経験がある方は自信をもってPRしてくださいね。

 

今後も面接対策の記事を順次公開していく予定です。

 

マイペースでの更新になるかもですが、読んでくださるとうれしいです。

 

それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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