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公務員試験の勉強法

公務員試験【農業職・農学職】県庁3位合格者の勉強法を公開 

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公務員試験の農業職・農学職の勉強方法がわからない
農業職・農学職のオススメの参考書ってある?
教養試験の難易度は?
面接対策は何をすればいいの?

こういった疑問にお答えします!

 

この記事を書いている私は公務員浪人を経て政令市に入庁後、採用試験で面接官を経験。現在は障害のある方の就労支援やTwitterやブログで公務員を目指す方のサポートを行っています。

 

公務員予備校はたくさんあるのに、農業・農学専門の講座がある大手予備校はほとんどありませんよね。同様に農業・農学の勉強方法を解説した本やサイトも少ないです。

そのため、県庁農業職や国家公務員の農学区分を受ける方にはどうやって勉強すればいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、この記事では

今年度(令和元年度)の試験で県庁農業職に3位で合格された方へのインタビューをもとに農業・農学のオススメの勉強法

を解説します。

 

この記事を読んで、しっかり勉強すれば農業職や農学職の合格に近づくはずです!

 

ちなみにこの記事は独学で筆記試験や面接対策を進めたい方向けです。

 

しかし、理系公務員は専門科目の勉強が大変なので確実に合格を目指すなら理系公務員専門のコースがある予備校に通うのをオススメします。

理系公務員専門のコースがある予備校については⇒理系公務員を目指すなら、公務員予備校はLECがオススメで解説しています。

 

もくじ

農業職・農学職に対応する予備校・本・サイトが少ない理由

 

農業職・農学職専門の講座はほとんどなく、独学を選ぶ方が事務職の試験に比べて多いです。

 

専門の講座が少ない理由は単純に農業職や農学職のそもそもの募集人数が少ないからです。

 

そのため、受験者数も少なくなるうえに、指導には専門的な知識を持つ専門の講師が必要なので、予備校にとってはコスパが悪いというのが本音でしょう。

 

さらに農業職・農学職対策の本やサイトが少ない理由も上記と同じです。加えて、農業職・農学職の職員や元職員があまり情報発信をしていないのも原因かと思います。

 

しかし、そのおかげで農業職や農学職には手を出しにくく受験者数が増えにくい、つまりは倍率が高くなりにくい傾向があります。そのため、公務員を目指す方には実はオススメの職種なんです。

 

オススメの勉強方法

 

では、さっそく今年度某県庁の農業職に3位で合格された方(Tさん)へのインタビューをもとにオススメの勉強方法を紹介していきます。

 

教養試験対策

 

Tさんが受けた自治体だけでなく、県庁農業職の筆記試験は「教養科目+専門科目+専門科目の小論文」という出題形式が大半です。

 

その中でも、教養科目は専門科目からの出題はなく試験範囲は市役所C日程と同じ、難易度はC日程よりやや難しいレベル。

 

しかし、教養科目のうち数的処理と文章理解以外の問題、つまり社会や理科にあたる問題は自由に選択して回答する形式をとる自治体も多いです。

 

わかりにくいかもしれませんので、具体的に説明します。

 

例えば

教養科目40問のうち、30問(数的処理、文章理解、時事など)は全て解いて(必須解答)、残りの10問は自分が解ける問題を自由に選んで解答するパターン。

この場合、本当に解ける問題だけ選べばいいので、物理は苦手だけど化学や生物は解けるという人や地理はわからないけど、歴史は得意という人には助かる形式です。

 

もしくは

教養科目40問のうち30問は同様に必須解答です。しかし、残りの10問を社会科学(地理・日本史・世界史など)、もしくは自然科学(物理・化学・生物など)から、というように問題を個別には選べないものの、出題分野のみ選べるパターン。

この場合は、先ほどよりも選択の自由度は下がりますが、理系科目が得意な人、文系科目が得意な人には助かる形式です。

 

この2つのどちらかの出題形式をとる県庁が多いため、教養試験の対策は楽です。

しかも、選択式な上に事務職に比べて合格者平均点も10点近く低い傾向があります。

 

そのため、教養試験対策は最低限、「数的処理」「文章理解」「時事」さえ押さえておき、直前期や空き時間に得意科目を過去問500などで勉強すれば十分です。

 

 

数的処理や文章理解、時事にオススメの参考書と勉強法はコチラ

⇒数的処理のオススメ参考書(文章理解は資料解釈とセットになっているスー過去がオススメ)

⇒時事のオススメ参考書

(注)選択形式でない自治体もあるため、事前に過去問を入手するなどして出題形式を把握しましょう。

といっても、仮に選択形式でなくても数的処理、文章理解、時事だけで全出題数の6割以上を占めることがほとんどのため、この3分野を固めておけば教養試験は安心です。

 

専門試験対策

 

上記の記事でも紹介していますが、数的処理や時事のオススメの勉強法と同じで、農業・農学の勉強法も問題演習がメインです。

というより、範囲も広いため出るとこだけ勉強しないとキリがありません。

 

そんな問題演習に最適な参考書はコチラ

 

公務員試験技術系スーパー過去問ゼミ農学・農業

 

 

農学・農業では勉強すべき分野が10分野ありますが、この一冊で全てを網羅できます。

また、出題傾向が違う県庁(〇県は「畜産」を出題しない、△県は「昆虫学」を出題しない、など)の情報や各分野の平均的な出題数も解説付きで独学にもオススメ。

 

この本は各テーマが「①必須問題」「②POINT」「③実践問題」から構成されているのですが、オススメの使い方は以下の通りです。

・「①必須問題」を解いて(多分解けない)、解説を読む

・各テーマの重要事項がまとめてある「②POINT」を読みながら、「③実践問題」を解いてみる

・最初は知識がなくて解けないので解説を読む

・2周目以降は選択肢のどこが間違いかを意識しながら解き、問題を解くのに必要な知識は覚える

・POINTに書いてある内容は太字部分の重要単語とその単語の意味と具体例(栽培品種や栽培地域など)を覚える

 

これを数周(最低でも3周)繰り返せば基礎的な問題は解けるようになります。

 

試験では「応用問題」も出てきますが、「応用問題」を解けるレベルまで勉強しているとキリがないので解けなくても大丈夫。

 

また、「選択肢のどこが間違いか意識して解く」習慣をつけていれば、応用問題でも消去法で選択肢を減らし、正答にたどりつくことも可能です。

 

何よりも「応用問題」はほとんどの受験生が解けないので、仮に解けなかったとしても差は生まれません。

それよりも、「基礎的な問題を解けるか、基礎的な知識があれば消去法で解けるやや難しい問題を解けるかどうかで合否が決まる」ので、そこをしっかり解けるようにしましょう。

 

 

正直、スー過去(公務員試験技術系スーパー過去問ゼミ農学・農業)さえあれば合格点を取ることは可能とのことですが、今回インタビューに答えてくださったTさんは、参考書としてもう一冊オススメされていました。

 

それが、「農業の基礎」という本です。

 

農業の基礎

2003年の本で古い本ですが、農業初心者のTさんでも農業の専門用語を理解するのに十分だったそうです。

 

僕もこの本を見せていただきましたが、栽培方法や植物の仕組み、さらに農業経営などの基礎的な内容を図解入りで解説してあり分かりやすい本でした。

 

ただし、この本から入ってしまうとどこまで覚えればいいのか判断できずに勉強時間がいくらあっても足りない状態になります。

そのため、あくまでも「メインは問題集で、解説を読んでわからなかった時に読むのがオススメ」とのことです。

 

 

つまり農業・農学のオススメの勉強法をまとめると

「スー過去」で問題演習を繰り返す

「スー過去」の解説を読んでも分からないところだけ、「農業の基礎」で確認する

となり、とてもシンプルですよね。

 

これだけで、初学者でも合格できると考えると、農業・農学の試験を突破できそうな気がするかと思います。

 

小論文対策

 

農業・農学職の試験では専門分野の小論文試験が課されることが多いです。

 

主な出題形式は、農業・農学関連の新聞記事や統計データが示され、それを元に与えられたテーマに関して論述するパターン。

 

ただ、どんな内容が出てくるのか分からない上に示された記事や統計データを見ればある程度は書けるとのことなので、農業・農学職専用の論文対策は必要ありません。

 

ただし、いくら内容がよくても小論文の基本的な書き方が理解できていないと内容以外の部分で減点されることがあります。

 

そこでオススメなのが、こちら

 

全試験対応! 直前でも一発合格! 落とされない小論文

 

この本は公務員試験を含むあらゆる分野の小論文を指導した作者が、その指導経験と2000枚の答案をもとに作り上げた「落とされない小論文」の書き方をまとめた本です。

 

小論文の指導に特化した小論文専門塾の指導者である作者だけあり、多くの人がつまづくポイントを熟知しています。

 

さらに、 作者自身がどうすれば高得点を取れる小論文・作文が書けるかも知っているため、この本一冊を読めば、誰でも高得点を取れるようになるんです。

この本についてもっと詳しく知りたい方はコチラの記事。

⇒公務員試験の論文対策はこの1冊で十分

 

小論文に不安がない方には必要ないですし、勉強の優先順位は配点的にも「専門試験⇒教養試験⇒専門試験の小論文」なので、余裕があればで大丈夫です。

 

農業・農学職の面接対策

 

この記事で紹介した参考書・方法で筆記試験は突破できるはずですが、公務員試験は面接重視なので、面接対策も必須です。

 

ただし、事務職に比べて面接の配点は低く、県庁農業職の面接の場合、倍率も低いことが大半。

それでも、面接対策を全くやっていないと危険です。

 

特に筆記試験合格後に自己PRや志望動機などの面接カードを提出させる自治体では試験が終わってから1か月以内に面接カードを作る必要があります。

そのため、ろくな準備もせずに慌てて面接カードを作って、それが原因で面接で爆死する可能性があるんです。

 

せっかく、一生懸命勉強したのにたった20分程度の面接で落ちたらもったいないですよね。

だから、面接対策はしっかりやらなくてはいけません。

 

 

と言っても、農業・農学職だからと言って専門的な質問ばかりではないので安心してください。

基本的に、志望動機とか頑張ったこととか事務職と同じようなことを聞かれますが「なぜ農業・農学職なのか」が伝わらないと危険です。

  

でも事務職でも「なぜ〇〇(自治体や省庁)なのか」という質問はありますし、事務職と同じ対策で問題ありません。

 

そのため、具体的にやるべきことは事務職と同じで

・志望先の重要施策のリサーチ

・志望先が求める人物に合わせた面接カードの作成

で大丈夫です。

 

志望先のリサーチや面接カードを作成するのに以下の記事が役に立つかと思います。

 

最後に:さっそく行動しよう

ここまで読んでくださった方は、初学者でも公務員試験の農業職・農学職に合格できる方法が分かったかと思います。

このやり方で実際に合格した方もいるので、間違いありません。

 

あとは当たり前ですが、やるかやらないかで決まります。特に行動するなら早いに越したことはないですよね。

早ければ早いだけ、勉強やリサーチ(面接対策)にさける時間が増え、合格に近づきます。

 

しかも今回紹介した参考書は全て買っても1万円弱です。1万円なら県庁職員になれば初任給(約20万円)で元が取れます。

 

今働いている方で勉強時間が取れないと思う方もいるかと思いますが、Tさんも営業職として働きながら1年弱の勉強期間で合格されています

 

悩んで後から後悔するよりも、挑戦してみましょう!

 

補足 公務員を目指すなら早い方がいいです

 

ここ最近、政府が就職氷河期世代の正規職員としての雇用拡大や通年採用を進めていますよね

それによって今後、一般採用枠が減る可能性は否定できません。

 

また、オリンピックまでと言われた好景気にも徐々に陰りが見え始めています。

今は景気がよくて公務員全体の倍率も低めですが、景気が悪くなると「絶対につぶれない・クビにならない」公務員の人気は急上昇することは確実です。

 

この記事を書いた後にコロナウイルスの経済に対する悪影響が本格化しましたが、不安定な民間よりも安定した公務員を選ぶ方は確実に増えていきます。

(実際に公務員試験の指導に関するお問い合わせは内定取り消しのニュース以降特に増えました)

 

公務員人気が高まった中でも合格を勝ち取るには、少しでも早く行動することが必要なので、迷う暇があれば行動を起こしましょう!

 

以下は公務員を目指す方にお勧めの記事です。

⇒理系公務員を目指すなら、公務員予備校はLECがオススメ

⇒公務員になりたい社会人必読!無料の公務員転職ハンドブック

⇒自分の強みや長所の見つけ方を解説【公務員試験の面接対策】

 

以上です。最後までご覧くださり、ありがとうどざいました。

 

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